2018年に公開された映画「トゥームレイダー ファーストミッション」の情報をまとめました。
『まだ観たことない!』という方に向けて、この作品の見どころをご紹介していきます。
ここでまとめた情報をもとに本編をご覧いただくと、より様々な楽しみ方ができると思います。
(出典:https://warnerbros.co.jp/movies/detail.php?title_id=53911)
「トゥームレイダー ファーストミッション」作品情報
「トゥームレイダー ファーストミッション」は、2018年に公開された、アメリカのアドベンチャー・アクション映画です。
2013年にスクウェア・エニックスより発売されたゲーム版『トゥームレイダー』(原題:TOMB RAIDER)の映画化作品となります。
原作となったゲーム版『トゥームレイダー』は、1996年に公開された『トゥームレイダー』ゲームシリーズのリブート版(※昔の作品に新しい解釈やコンセプトの変更を加えたもの)です。
同時に本作「トゥームレイダー ファーストミッション」も、2001年に公開されたアンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥームレイダー」のリブート版という扱いになります。
「トゥームレイダー ファーストミッション」のあらすじ
「トゥームレイダー ファーストミッション」のストーリーの流れを、順を追って解説していきます。
このあらすじで意図的に語っていない部分もありますので、残りの部分は是非本編で観てください。
冒頭
主人公は大企業クロフト社の経営者であるリチャード・クロフトの一人娘、ララ・クロフト。
ある日突然父が行方をくらまし、長年の捜索の末警察からも死亡認定されたため周囲から遺産の相続を勧められます。
しかし、「この書類にサインをしたら父が死んだことを認めることになる」とララは相続手続きを拒否し、自転車便のアルバイトをしながら生計を立てるという貧しい生活を送っていました。
転機
ある事故をきっかけに、父の遺したクロフト社の経営を一手に引き受けるアナ・ミラーと再会。
彼女の説得と自身の心境の変化により、ララはようやく遺産を相続することを決意しますが、書類にサインをする前に受け取った父の遺品に自分へのメッセージを発見します。
メッセージの導きにより、ララは父が追っていたものの正体を知ることになります。
父・リチャードは、古代日本の女王「卑弥呼」の墓を探し求めて旅に出て、その過程で行方不明になったのです。
出発
リチャードの通信記録を探ったララは、父が目的地に向かうための船をチャーターしていたことを知り、香港に向かいます。
そこで父が雇った船長の息子であるルー・レンと出会い、二人は卑弥呼の墓があるという島を目指して出航します。
その後に待ち受ける災いや悪意について、その時の二人はまだ知る由もありませんでした…。
主人公 ララ・クロフトを演じるのは、アリシア・ヴィキャンデル
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主演のアリシア・ヴィキャンデルは、スウェーデンの女優です。本名はアリシア・アマンダ・ヴィカンダル(表記揺れ有り)。
2008年に放送されたスウェーデンのテレビドラマ「Andra Avenyn」で一躍注目を集めます。
2015年にイギリス・アメリカ・ドイツで制作された伝記映画「リリーのすべて」に出演し、この作品で「アカデミー賞 助演女優賞」を受賞するという快挙を成し遂げます。
ララ・クロフトの人物像
本作「トゥームレイダー ファーストミッション」に出演するにあたっては、役作りのため4か月にも及ぶ過酷なトレーニングや食事制限を行ったそうです。
今作のララ・クロフトは、シリーズとして続くトゥームレイダーの最初の冒険という位置づけのため、最初はごく普通の女の子として描かれています。
そして作中の様々な危機や困難を乗り越えることで、多くのファンに定着しているイメージである「強く気高く美しい」ララ・クロフトへ成長していくのです。
今作でアリシアは、その『ララ・クロフト』としての未完成な部分と、そこから成長して手に入れた「強さ」の片鱗を見事に演じ切っていました。
吹替版でララを演じるのは声優・甲斐田裕子
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主役・ララの吹替版キャストは、人気実力ともに高い評価を得る声優・甲斐田裕子氏。
外国映画吹替のみならず、アニメ―ションやゲーム、舞台など幅広いジャンルで活躍されています。
活躍
日本語吹替においては、女優アン・ハサウェイを専属で担当。その他にも「ワイルド・スピード」シリーズや「ミッション:インポッシブル」シリーズなど数多くの作品で吹替をされています。
アニメーション作品では、「ガンダムUC」のマリーダ・クルス役を皮切りに”クールで強い女性”のイメージが定着します。
その他にも、近年のアニメ作品では「約束のネバーランド」、「とある科学の一方通行」などの有名作品でメイン級のキャラクターを演じています。
2019年の第13回声優アワードでは外国映画賞・ドラマ賞を受賞するなど、その実績は広く認められています。
相棒であるルー・レンを演じるのは、ダニエル・ウー
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ララの相棒として活躍するルー・レンは、香港の俳優にして映画監督でもある呉 彦祖(英:ダニエル・ウー)が演じます。
バークレー出身の中国系アメリカ人である彼は、1997年に香港に渡り、映画俳優やモデルとしての芸能活動を開始。
活躍
2004年公開の映画「香港国際警察/NEW POLICE STORY」に出演し、同年の金馬奨(中華圏を代表する映画賞)助演男優賞を受賞します。
更に2005年に公開された映画「四大天王」では香港電影金像奨(日本では”香港アカデミー賞”とも言われる有名な映画賞)の新人監督賞を受賞する活躍ぶり。
日本でも公開された作品としては2016年公開の「ウォークラフト」や、2017年公開の「ジオストーム」にも出演しています。
プレイヤーとしても監督としても、類まれな実力を持った人物です。
ルー・レンの人物像
登場初期においては、いかにもな酔いどれ船乗りです。ララとも決して良い出会い方をしたとは言えません。
しかしララの手元の暗号を一瞬見ただけで解答らしきものに気付き、それをララに示唆するなど頭の切れる一面も見せます。
「同時期に、恐らく同じ理由で父をうしなった」という似た境遇からララに協力することを決め、共に苦難を乗り越えることで頼れるパートナーになっていきます。
彼もかなーりカッコよく活躍しますので、その様子を本編で是非ご覧ください。
吹替版でルーを演じるのは声優・中村悠一
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吹替版でルーを演じるのは、幅広いジャンルで圧倒的人気を誇る声優・中村悠一氏です。
特にナレーションやアニメ作品での実績が豊富で、デビュー作は2001年公開の「電脳冒険記ウェブダイバー」のグリフィオン、ライガオン役。
アニメーションの代表作として「おおきく振りかぶって」阿部隆也役、「機動戦士ガンダム00」グラハム・エーカー役等が挙げられます。
また日本語吹替においても、マーベル・シネマティック・ユニバースにおいてキャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスの担当を一貫して務めています。
「トゥームレイダー ファーストミッション」予告映像
こちらが本作「トゥームレイダー ファーストミッション」の予告編映像です。(Youtube より)
実際に作中でも登場するシーンを用いた映像になりますが、スリルとアクション満載のド迫力なものになっていますね。
キャスト陣の熱演や大規模な映像演出、思わず息をするのを忘れるほどの超スリリングな展開の連続に、興奮間違いなしです。注目してみてください。
また、物語の鍵となる「卑弥呼」に関するビジュアルも少しだけ予告編内に登場しています。我々日本人にとってなじみの深いワードですが、これがストーリーにどう関わってくるのか。是非本編で確かめてみてください。
「トゥームレイダー ファーストミッション」の見どころ
作品の本編における見どころを、ネタバレを極力避けつつご紹介していきます。
アクション
まずはなんといってもアクション!遺跡のギミックや危険な局面をを切り抜けるハラハラドキドキな展開や、戦闘時の相棒のルー・レンとの抜群のコンビネーションが最高です。
人間関係
また、あまり詳しくは語れませんが人間関係についても、観る側の興味を引き立てる内容になっています。
そもそも旅に出ることになった理由が、ララとルー両者の父親の行方を探るというものだったため、その旅の過程で巡り合うことになる、二人の父を中心とした様々な繋がりにも注目です。
ララ・クロフトがいかにして生まれたか
そして本作品は、「トゥームレイダー」シリーズにおいて誰もがイメージするメインキャラクター『ララ・クロフト』がいかにして生まれたか、という前日譚的な内容になっています。
「どんな難局をも冷静に、最適解を以て切り抜ける強さと賢さを併せ持つ」女性である『ララ・クロフト』にいかにして成長していったのか。彼女の奮闘に最注目です!
上記の三つが筆者的見どころになります。この他にも様々な作品の楽しみ方があると思いますので、是非ご自身にとっての見どころを本編で探してみてください。
「トゥームレイダー ファーストミッション」への世間の評価
この作品への、ネット上での評価をいくつか抜粋してご紹介します。
『Alicia Vikanderがかっこいいアクションを繰り広げる!ララ・クラフトの起源に戻った作品。続きが気になるので次回も楽しみです。』
『ゲームが元ネタ故に色々とディテールが省かれてる感がある。数十時間プレイして楽しむストーリーを2時間に凝縮してるのだから仕方ないか。卑弥呼とか邪馬台国とか日本的なキーワードが出てくるけど、日本というよりは東洋をごちゃ混ぜにしたオリエンタルな感じ。』
『アリシア最高です!アンジーとは一味違う惹きつける魅力がある。時にはクールに、時には危うい、でも最後はきっちりって感じです。』(出典:Filmarks映画 https://filmarks.com/ より)
全体としては賛否両論あったようですが、キャスト陣の演技やアクションに関しては総じて高評価という印象でした。
「トゥームレイダー ファーストミッション」を実際に観た感想
スリルに次ぐスリルで、「もう勘弁してあげて!」と思ってしまうほどの極限状態。筆者も観ていて生きた心地のしなかったシーンが何度もありました。
また、パズルや地下室、遺跡のギミックが精巧で、そちらにも是非注目していただきたいです。
特に冒頭の方の隠し地下室にたどり着く場面。筆者が男性であることによる特有のものなのかはわかりませんが、非常に心躍りました。筆者と同じ感想を持つ方はきっと多いでしょう。
「トゥームレイダー ファーストミッション」のまとめ
以上が「トゥームレイダー ファーストミッション」の概要まとめになります。
遺跡の謎を求めて冒険し、その過程で様々な試練やアクシデントに見舞われながらそれを智謀と肉体で乗り越えていくアドベンチャー・アクション映画です。
ハラハラドキドキな満点のスリルを求めている方、必見です!また、メインキャストの美しさや迫力の演技も見どころ満載ですので、そちらも是非注目してみてください。
筆者は吹替版で観たのですが、吹替版のキャストも他に井上和彦氏や諏訪部順一氏等大人気声優そろい踏みです。そちらの日本語の美しさも堪能してみてはいかがでしょうか。
本作を観ることのできる媒体
執筆現在、Amazon primeでのみ視聴可能でした。それ以外の動画配信サイトでは配信されていないようでしたので、Amazon primeでの視聴をオススメします。