この記事では、アカデミー賞を受賞したこともある大物俳優・アンソニー・ホプキンスさんについて紹介していきます。
アンソニー・ホプキンスさんは殺人犯から神様まで、非常に幅の広いキャラクターを演じられる実力を持っていますよ。
そんなホプキンスさんのプロフィールや代表作、ホプキンスさんが持つ特殊能力まで紹介していくので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
アンソニー・ホプキンスさんのプロフィール
- 本名:Anthony Hopkins(アンソニー・ホプキンス)
- 生年月日:1937年12月31日
- 出身地:ウェールズ、ウェスト・グラモーガン州
- デビュー年:1965年
アンソニー・ホプキンスさんは1965年、舞台俳優としてデビューしました。その3年後である1968年に映画『冬のライオン』にて映画初出演を果たします。
「演技というものは絵空事であって、その要素はすべてシナリオの中にある」という考えを持っていて、例えば「ドクター役を演じるときはドクターの仕事を見学する」などのリサーチを、一切しないことで有名ですよ。
そんな考えを持っているので、シナリオのチェックや暗記は完璧に行います。そうして演じられるキャラクターはとても自然で、演じている役の本人になりきっているようにしか見えないほどですね。
アンソニー・ホプキンスさんの代表作を3つ紹介!
数多くの作品に出演してきたアンソニー・ホプキンスさん。その中でも、筆者がホプキンスさんの代表作だと思う映画を”3つ”紹介していきます。
- 1991年:『羊たちの沈黙』
- 2011年:『マイティー・ソー』
- 2012年:『ヒッチコック』
連続殺人犯の精神科医を演じた『羊たちの沈黙』、地球を守る神の王であるオーディンを演じた『マイティー・ソー』。
そして「サスペンスの神様」の苦悩と成功を描いた『ヒッチコック』がホプキンスさんの代表作です!この3作について次の項目から詳しく説明していきますね。
連続殺人犯の精神科医を好演!『羊たちの沈黙』
『羊たちの沈黙』は同名小説を原作にして制作され、1991年に公開されました。「若い女性が殺害され、しかも皮膚を剥がされている」という事件が発生し…というあらすじですね。
アンソニー・ホプキンスさんは本作で、連続殺人犯として収監されている精神科医:ハンニバル・レクターを演じました。
レクターは凶悪な犯罪者ですが頭脳明晰なので、事件を解決するためにFBIから協力を要請されるほどの人物です。
本作は第64回アカデミー賞にて作品賞をはじめ、5つの賞を受賞しているほどの名作ですよ。
地球を守る神の王を熱演!『マイティー・ソー』
『マイティー・ソー』は同名コミックを原作にして制作され、2011年に公開されました。圧倒的なパワーをもつ主人公:ソーが地球に追放され…というあらすじですね。
アンソニー・ホプキンスさんは本作で、地球を守るアスガルドという国の王:オーディンを演じました。
オーディンは神々が暮らす国(アスガルド)を統べる王で、本作の主人公であるソーの父親です。自分の後継として育てていたソーが横柄な態度をとるようになったので、地球に追放しました。
本作のオーディンはとても神々しく表現されていて、主人公であるソーですら霞んでしまうほどの迫力を出しています。
「サスペンスの神様」の苦悩と成功を描く!『ヒッチコック』
『ヒッチコック』は2012年に公開された伝記映画(実在した人の人生を描いた映画)です。映画監督であるヒッチコックは新たな映画の原作を探しはじめ…というあらすじですね。
アンソニー・ホプキンスさんは本作で、だんだんと評判が落ちてきた映画監督であり主人公:アルフレッド・ヒッチコックを演じました。
ヒッチコックは自身が監督をつとめた映画が、批評家からの評価はあまり高くないことを知り、次の作品である『サイコ』というスリラー作品で勝負に出ようとします。
後に「サスペンスの神様」と呼ばれる巨匠アルフレッド・ヒッチコックが、金銭面や人間関係などで大きな苦悩を抱えながらも『サイコ』を完成させていく姿が描かれていますよ。
アンソニー・ホプキンスさんの出演作を今すぐ見てみよう!
ここでアンソニー・ホプキンスさんが大活躍する『羊たちの沈黙』と『マイティー・ソー』、『ヒッチコック』を視聴できる動画サイトを紹介していきます。
U-NEXTとディズニープラスには「30日のお試し期間」があり、その期間内なら無料で見ることができます。
そしてこの2つのサイトでは、動画の再生画面で「字幕と吹き替えの切り替え」ができるので、1つの動画で字幕と吹き替えの両方を楽しめます。
しかしVideoMarketは「登録初月無料」となっており、月末に登録すると翌日から月額料金がかかってしまうので、注意してくださいね。
ぜひどれかのサービスに登録して、アンソニー・ホプキンスさんが大活躍するこの3作を視聴してみてはいかがでしょうか?
次の項目からは、アンソニー・ホプキンスさんの功績や仕事のポリシー、彼がもつ超人的な能力にスポットをあてた情報を紹介していきます!!
アンソニー・ホプキンスさんの受賞歴を紹介!!
2020年9月現在で、50年を超える長い俳優人生を送ってきたアンソニー・ホプキンスさん。その素晴らしい演技力でアカデミー賞とゴールデングローブ賞を何度も受賞してきました。
ここではホプキンスさんの、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の受賞歴を紹介していきます!
アカデミー賞
- 1992年:羊たちの沈黙(主演男優賞 受賞)
- 1994年:日の名残り(主演男優賞 ノミネート)
- 1996年:ニクソン(主演男優賞 ノミネート)
- 1998年:アミスタッド(助演男優賞 ノミネート)
- 2020年:2人のローマ教皇(助演男優賞 ノミネート)
ゴールデングローブ賞
- 1979年:マジック(最優秀主演男優賞 ノミネート)
- 1992年:羊たちの沈黙(最優秀主演男優賞 ノミネート)
- 1994年:日の名残り(最優秀主演男優賞 ノミネート)
- 1996年:ニクソン(最優秀主演男優賞 ノミネート)
- 1998年:アミスタッド(最優秀助演男優賞 ノミネート)
- 2020年:2人のローマ教皇(最優秀助演男優賞 ノミネート)
アカデミー賞とゴールデングローブ賞だけで、合計11回の受賞とノミネートをされています。
さらに英国アカデミー賞やニューヨーク映画批評家協会賞なども含めると、20回以上もの受賞歴を誇っていますよ!
俳優として「生涯現役」を宣言!
アンソニー・ホプキンスさんは自身を「ワーカホリック(仕事中毒者)」だと言っており、「俳優を引退せずに生涯現役」と宣言しました。
俳優としての演技をはじめ、「絵を描いたり音楽を演奏したりなどで脳を動かして、倒れるまで働き続ける」と公言していました。
そんなホプキンスさんが本当に倒れてしまわないよう注意しているのが、奥様のステラ・アロイアヴさんです。ステラさんが良いタイミングで「もう十分よ」と言って、ホプキンスさんにブレーキをかけているそうです。
アルコールを飲まずベジタリアンであるホプキンスさんの食生活も、「ワーカホリック」のホプキンスさんを支えているのかも知れませんね。
アンソニー・ホプキンスさんが持つ”特殊能力”!!
アンソニー・ホプキンスさんは、普通の人は持っていないある特殊能力を持っています。その能力とは「何年何月何日が何曜日なのかすぐに分かる」というものです。
この能力を持っていることから、ホプキンスさんは特定のことに天才的な頭脳を発揮する「サヴァン症候群」ではないかと言われていますね。
とてもすごい能力ですが、ホプキンスさん自身は「残念ながら何の役にもたたないがね」と言っています。
アンソニー・ホプキンスさんについての情報まとめ
アンソニー・ホプキンスさんについて紹介しました。数多くの名作に出演してきたにも関わらず、いまだに働き続けるエネルギッシュな俳優でしたね。
『羊たちの沈黙』で演じたハンニバル・レクターは日本でも大人気で、多くのバラエティ番組でパロディ作品が放送されていましたよ。
筆者は『マイティー・ソー 』を何回も見ており、オーディンも大好きなキャラクターです。そのオーディンとレクターを同じ俳優が演じていると知った時は、とても驚きましたね。
連続殺人犯から神々の王まで、幅の広いキャラクターをとても上手に演じ分けられています。アンソニー・ホプキンスさんが演じるさまざまなキャラクターを、ぜひ楽しんでくださいね。