皆さん、隠れた名作である『トランス・ワールド』という映画をご存じですか?日本で上映されなかったため、映画好きの方でも知らない方もいるでしょう。
しかし、キャサリン・ウォーターストンやスコット・イーストウッドなど、名だたる女優・俳優が出演しており、高く評価されています。
この記事では、『トランス・ワールド』の作品概要やあらすじなど説明していきますので、ぜひ最後までお読みください!
映画『トランス・ワールド』の作品概要
まずはじめに、映画『トランス・ワールド』の作品概要を紹介していきます。
- 製作年:2011年
- 制作国:アメリカ
- 監督:ジャック・ヘラー
- 制作総指揮:ジェイソン・ドラン、ショーン・クリステンセン
- 脚本:ショーン・クリステンセン、ジェイソン・ドライ
- 原題:Enter Nowhere
- ジャンル:サスペンス、SF
この映画で登場する場所は森の中にある小さな小屋から殆ど変わりません。その上、メインキャストが3人とかなりスケールも小規模ですが、後半にかけて緊張感が増すとても引き込まれる内容になっています。
映画『トランス・ワールド』のメインキャスト紹介
ここからは、映画『トランス・ワールド』で素晴らしい演技を見せてくれるメインキャストを3人紹介していきます。
キャサリン・ウォーターストン(サマンサ役)
キャサリン・ウォーターストンさんは1980年生まれで、イギリス出身の女優です。身長は182㎝で小顔という素晴らしいスタイルの持ち主で、劇中でもその美しさは健在です。
父親は『華麗なるギャッツビー(1974年)』でニック・キャラウェイ役を演じた名優サム・ウォーターストンです。
既にお伝えした通り、父親が名優のキャサリンですが、彼女自身も『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年)』ではヒロインに抜擢されるなど今後も注目の女優です。
スコット・イーストウッド(トム役)
スコット・イーストウッドさんは1986年生まれで、アメリカ出身の俳優です。父は、映画俳優や映画監督であるクリント・イーストウッドです。
父が監督・出演した『グラン・トリノ(2009年)』にも出演しており、親子の共演も果たしています。
『トランス・ワールド』で初主演を果たし、それからも有名作品に続々と出演している勢いのあるイケメン俳優です。
サラ・パクストン(ジョディ役)
サラ・パクストンさんは1988年生まれで、アメリカ出身の女優です。
幼少期から子役として活動しており、テレビ・映画など幅広く活躍しています。11歳の頃にはゲーム『クーデルカ』の重要人物のシャルロッテ役で声優デビューも果たしています。
『愛しのアクアマリン(2006年)』では可愛らしい人魚の役を演じていましたが、『ザ・スリル(2013年)』では美しい悪女を演じるなど、映画ごとに別人のような素晴らしい演技を見せてくれます。
映画『トランス・ワールド』のあらすじ
森で車がガス欠になり、助けを呼びに行って戻らない夫を妻・サマンサは探し回るうちに山小屋にたどり着きます。そのあと、車が故障した青年のトムと強盗に入った女性ジョディも小屋にたどり着きます。
3人は森からの脱出を試みますが、どれだけ歩いても小屋に戻ってきてしまいます。3人は諦めず探索を続けていると、小屋に武装した兵士が入ってきます。
銃を向けられ、絶体絶命の時に、3人はそれぞれおそろいのペンダントを持っていることに気づきます。
その時に3人は”見知らぬ男女が小屋に集められた理由”を理解し、現状を打開するために勇気ある選択をするのでした。
映画『トランス・ワールド』の魅力
これまで『トランス・ワールド』のキャストやあらすじを説明してきました。ここでは『トランス・ワールド』の魅力を2つ説明していきます。
魅力的なキャラクター
まず1つ目は魅力的なキャラクターです。3人のメインキャラクターは、生まれも育ちもバラバラで、それぞれ違う悩みやつらい過去を抱えています。
グレている性格のジョディは、はじめはサマンサやトムに攻撃的に接しますが、なぜ攻撃的な性格になってしまうのかを知ると、憎めなくなってしまいます。
3人とも全く違う性格ですが、全員人間味あふれる性格のため、魅かれること間違いなしです!
作り込まれたストーリー
2つ目の魅力は、なんといっても圧巻のストーリーです。上映時間の90分は勢いのある展開が続くため、視聴者を退屈させません。
また、伏線が自然な流れで散りばめられており、映画後半の綺麗な伏線回収にはハッとさせられます。
映画『トランス・ワールド』の評価サイトまとめ
ここでは映画評価サイトにおける『トランス・ワールド』の評価についてまとめていますので、鑑賞する際の参考にしてください。(2020年6月現在)
- Yahoo映画:3.61点 / 5点
- Filmarks:3.5点 / 5点
- 映画.com:3.4点 / 5点
これら3つのサイトにおいて、5点満点中3点以上を獲得しています。日本で上映されていないにも関わらず、レビュー数も多い人気の作品です。
映画『トランス・ワールド』の視聴者の口コミまとめ
ここでは『トランス・ワールド』の視聴者の実際の口コミを一部紹介していきます。
https://twitter.com/silver_lining24/status/1257104895628308480
多くの視聴者が”後半に畳み掛ける伏線回収”や”洗練されたストーリー”を高く評価しています。読めそうで読めない展開が最後まで視聴者をひきつけて飽きさせません。
「派手な演出もなく、終始舞台が森のため地味な印象だが、役者の演技が素晴らしく安っぽさを感じない」という声も多く見受けられました。
映画『トランス・ワールド』には原作や主題歌はある?
『トランス・ワールド』の原作について調べてみましたが、原作となる著書や漫画などは見つかりませんでした。そのため、オリジナルの映画作品のようです。
また、主題歌についてはエンディング曲は存在しますが、”歌”ではありませんでした。主題歌が良いからと映画自体が評価されることがありますよね。
これにより『トランス・ワールド』は映画の内容自体が評価されていることがわかりますね。
映画『トランス・ワールド』を視聴するには
ここでは『トランス・ワールド』が現時点(2020年6月時点)で視聴可能な動画配信サービスを紹介します。
現在、Amazon Prime Videoで視聴が可能です。500円(税込)でAmazonプライム会員になることができます。
Amazonプライム会員は、Amzonビデオの中のプライム・ビデオに該当するビデオが見放題です。無料トライアル期間は30日です。
学生であれば月額250円(税込)でAmazon会員になれ、無料トライアル期間は6カ月もあります。
映画『トランス・ワールド』から学べること
『トランス・ワールド』の魅力の1つは、作り込まれた素晴らしいストーリーであることは既にお伝えしました。
山小屋で偶然集まった見知らぬ男女のはずが、過去の彼らの行動が互いの今に大きな影響を与えていたのです。
これは私たちの実生活にも言えることで、自分の何気ない行動が良くも悪くも他人に影響を与えているかもしれません。
自分の行動が他人に影響を与えることを意識しながら、後悔しない最善の選択をすべきということを映画では教えてくれます。
映画『トランス・ワールド』は隠れた名作【まとめ】
ここでは『トランス・ワールド』のあらすじや魅力について説明してきました。日本で上映されなかったこともあり、目立った宣伝はされてきませんでしたが、名作ということもあり口コミで広がりました。
とても考えさせられる内容となっており、90分という長くはない映画ですので時間的にも見やすいと思います。
この記事を機に『トランス・ワールド』を見て、素晴らしいストーリーや伏線回収をお楽しみください!