今回はロマンティック・コメディとして映画ファンの中でも評価の高い映画『ラブアクチュアリー』を紹介します。
クリスマスの時期に男女合わせて9カップル、総勢18人の登場人物たちが様々な恋をする様子を描く群像劇となっています。
出演する俳優・女優陣は、「え、あの人も出てたの!?」と驚くようなキャストばかりです!
沢山の登場人物がいる本作は「グランドホテル方式」と呼ばれる表現技法が用いられています。さて、どんなものなのでしょう?紹介していきますね!
『ラブアクチュアリー』の作品概要
- 原題:Love Actually
- 監督:リチャード・カーティス
- 公開(日本):2004年2月7日
- 上演時間:136分
- 製作国:イギリス・アメリカ・フランス
- 興行収入:約260億円
- 次作:Red Nose Day Actually
映画『ラブアクチュアリー』はリチャード・カーティス氏が初めて監督として2003年に公開した作品です。(日本公開は2004年)
劇中には往年のヒット曲が数多く採用されており、映画だけでなくサウンドトラックも非常に評価の高い作品となっています。
ラブアクチュアリーの予告編・ストーリー概要
映画『ラブアクチュアリー』は、クリスマス前後の2ヶ月間のロンドンを舞台に描かれた作品です。
作中では、今は冴えない老人のロックスターや、英国首相、夫の不倫に気付いてしまった夫婦など、様々な登場人物(9カップル)の恋模様が描かれていきます。
全く関係のなさそうな境遇の人達ばかりですが、物語が進むにつれ互いに思わぬところで繋がりが見えてくるストーリーになっています。
ラブアクチュアリーに出演する豪華キャスト一覧
『ハリー・ポッター』でスネイプ先生を演じたアラン・リックマンや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』でエリザベス・スワンを演じたキーラ・ナイトレイ。
『キングスマン』のコリン・ファースなどその出演者は豪華すぎるメンバーで、驚くこと間違いなしです。ぜひ誰が出演しているかチェックしてみてください!
- ヒュー・グラント
- リーアム・ニーソン
- エマ・トンプソン
- アラン・リックマン
- コリン・ファース
- ローラ・リニー
- キーラ・ナイトレイ
- ローワン・アトキンソン
- ビリー・ボブ・ソーントン
- ビル・ナイ
- アンドリュー・リンカーン
- マンティン・マカッチョン
- ジョアンナ・ペイジ
- クリス・マーシャル
- ルシア・モニス
- マーティン・フリーマン
- トーマス・サングスター
- ロドリゴ・サントロ
- ハイケ・マカッシュ
- キウェテル・イジョフォー
- アブダル・サリス
- グレゴール・フィッシャー
- オリヴィア・オルソン
ラブアクチュアリーの見どころ①引き込まれる冒頭の映像・セリフ
映画『ラブアクチュアリー』は”愛”をテーマにした物語で、冒頭から映画に引き込まれる印象的な映像とセリフに注目です!そんな冒頭シーンを少し紹介しましょう。
映画はイギリスのヒースロー空港の到着ゲートから始まります。ゲートが開き到着した人々が出てくると、あちこちで家族や恋人、懐かしい友人たちとの再会を喜ぶ姿が見られます。
「世の中に嫌気が差したらヒースロー空港の到着ゲートへ」というナレーションと、空港の幸せに満ちた風景をバックに“Love actuallly is all around”という文章が。
「実際に愛は至るところに満ちあふれている」という意味になる文章を浮き上がらせることで、これから始まる物語のテーマ”愛”をしっかりと印象づけるシーンになっていますよ!
映像やナレーションの他にも、翻訳家の戸田奈津子さんが担当した美しい日本語字幕にも注目してください!
戸田さんはトム・クルーズなどの名だたるハリウッドスターが、来日の際にはこぞって通訳に指名するほどの実力派翻訳家です。
ラブアクチュアリーの見どころ②出演キャストの豪華さ
ラブアクチュアリーは「グランドホテル方式」ということもあり、かなりの数のキャストが出演しています。
2003年の映画ということもあり、今では考えられないような大物俳優がちょい役として出演していることも!
例えばドラマ「SHERLOCK」でジョン・ワトソンを演じたマーティン・フリーマン。「キュート!」と多くの女性ファンがいる彼ですが、作中ではラブシーンの撮影に励む男優という、今の彼なら考えられない配役。
余談ですが、マーティン・フリーマンはインタビューの際、クリスマスに家族と見たい映画を聞かれ「”人形劇”のラブ・アクチュアリーならいいね」と答えています。
(インタビュー参照(YouTube):MAX 60 Seconds: Martin Freeman )
ラブアクチュアリーの特徴「グランドホテル方式」とは何か
ラブアクチュアリーでは映画の制作において用いられる表現技法の1つ、「グランドホテル方式」が用いられています。
「グランドホテル方式」は群像劇や群集劇とも呼ばれており、その方が分かるという方もいらっしゃるかもしれません。
1つの大きな舞台に様々な境遇の人間が集まり、互いが複雑に絡み合いながら物語が展開する表現方式のことです。
ではなぜ「グランドホテル」方式なんて呼ぶのでしょうか?実はこれには過去の映画作品に関係があるんですよ!
ラブアクチュアリーが参考にした映画『グランドホテル』
映画『グランドホテル』は1932年アメリカで制作されたドラマ映画です。第5回アカデミー賞において優秀作品賞を受賞しています。
映画の舞台はベルリンの超一流ホテル「グランド・ホテル」。昔は人気だったものの今は落ち目のバレリーナや、「男爵」と自称するも実際は借金だらけの男などが登場します。
超高級ホテルを舞台に、様々な人物が複雑に絡み合いながら物語が展開されます。この斬新なストーリーに当時の映画界は大変驚き「グランドホテル方式」として様々な作品で参考にされるようになりました。
ラブアクチュアリーは続編として短編映画がある!
映画『ラブアクチュアリー』のその後を描く作品として短編映画『レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー』が2017年に公開されています。
それぞれの登場人物は13年後どのような人生を歩んでいるのでしょうか!チャリティーとして作られた作品ですが、これだけの大物キャストが再集合したのは作品への愛情が伝わってきますね。
亡くなってしまったアラン・リックマンなどは出てきませんが、それでもラブアクチュアリーを観た後には是非チェックしたい作品となっています。
ラブアクチュアリーを無料で観るには
『ラブアクチュアリー』は現在Amazonプライムビデオにて配信されています。(2020年5月現在)
Amazonプライムは現在30日間無料キャンペーンを実施中。期間内に解約すれば『ラブアクチュアリー』を含む様々な映画を無料で楽しむことができます!
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ラブアクチュアリーまとめ
映画『ラブアクチュアリー』はクリスマス前のロンドンで9組のカップルの人間模様を描く、「グランドホテル方式」の作品です。
作品の中に出てくる登場人物は、今ではびっくりするような大物キャストばかり。ぜひ鑑賞して、「この人知ってる!」と驚いてくださいね。
作品を観た後は続編である短編映画『レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー』もチェックしてみましょう。その後の登場人物たちの人生を楽しむことができますよ!