エドガー・ラミレスといえば『CARLOS』や『X-ミッション』といった映画作品で悪役を務めたことで知られる俳優ですね。
南米出身で独特な色気が魅力的なエドガー。そんな彼について、あなたはどこまで知っていますか?
今回はエドガー・ラミレスのことが知りたい方の為に、出演作品や彼の人間性に触れていきます。
この記事を読めば、エドガーの経歴を詳しく知ることが出来ます。ぜひ最後までお楽しみください!
(トップ画像出典:https://vailenespanol.com/el-proximo-proyecto-de-edgar-ramirez-lo-lleva-a-disney/)
エドガー・ラミレスの基本情報
- 本名:Édgar Ramírez Arellano
- 生年月日:1977年3月25日(2019年12月現在42歳)
- 出身地:ベネズエラのタチラ州サン・クリストバル
- 職業:俳優
- 活動期間:2003年〜
- デビュー作:『Yotama se va volando(2003年)』
エドガー・ラミレスはベネズエラにあるタチラ州の州都、サン・クリストバル出身の俳優です。
エドガーの父は駐在武官(外交で軍事情報を取り扱う仕事)で、父の仕事の都合から引越しを繰り返す少年時代を送ったそうです。
駆け出しの頃はベネズエラ国内で活躍
大学時代のエドガー・ラミレスは、ジャーナリストを目指していました。しかし、在学中に舞台芸術や映画のキャンペーンに関わっていく内、演技への興味が湧いてきます。
学校で開催していた短編映画祭で、エドガーは脚本家のギジェルモ・アリアガと出会いました。ギジェルモは自身が脚本を担当した映画『アモーレス・ペロス』のオーディションに彼を誘います。
残念ながら『アモーレス・ペロス』への出演は叶いませんでしたが、その3年後に映画『Yotama se va volando』でエドガーは俳優デビューを果たしました。
その後テレビ小説『Cosita Rica』や映画『Punto y Raya』といった作品に出演したエドガー。俳優として駆け出しの頃は、ベネズエラ国内だけで活動していました。
2005年の映画『ドミノ』でハリウッドデビュー
母国ベネズエラでしっかりと役者経験を積んだエドガー・ラミレスは、2005年にアメリカで公開された映画『ドミノ』でハリウッドデビューを飾ります。
『ドミノ』は実在した女性バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)、ドミノ・ハーヴェイの自伝映画です。
ある事件の容疑者としてFBIに拘束されたドミノが、取り調べで自身の半生を語っていくというストーリー。
エドガー・ラミレスは、チョコという怪しい雰囲気の男を演じています。チョコはドミノの仲間として活躍しました。
伝記作品『CARLOS』で、多数の映画賞にノミネートされる
2010年に製作された長編映画『CARLOS』で、エドガー・ラミレスは主人公のカルロスを演じました。
『CARLOS』はベネズエラのテロリスト、カルロスの伝記映画です。本編の長さが5時間38分もあるせいか、3時間前後に短縮されたバージョンも存在します。
カルロスは1970年代〜80年代にテロ行為で数多くの人々を死傷させ、国際指名手配されていました。1994年に逮捕され終身刑判決を受けた現在、彼は刑務所の中で暮らしています。
この作品での演技が評価されたエドガー・ラミレスは、ゴールデングローブ賞やロンドン映画批評家賞など、多数の映画賞にノミネートされました。
エドガー・ラミレスの代表作『X-ミッション』を紹介
『CARLOS』でテロリスト役を演じたエドガー・ラミレスは、2015年公開のアクション映画『X-ミッション』でも犯罪グループのリーダーとして活躍します。
『X-ミッション』は、人並み外れた方法で金品を盗み出し、盗品を貧困層に横流しにする犯罪者集団と、それを捜査する新人FBI捜査官ジョニー・ユタの物語です。
エドガー・ラミレスは犯行グループのリーダー、ボーディを演じています。事件捜査中、ジョニーは命に関わる事故に会うのですが、ボーディが助けたことで2人の間に奇妙な友情が芽生えました。
ドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー』で主要キャストに
エドガー・ラミレスはテレビドラマの世界でも活躍しており、アメリカで人気のホラードラマ『アメリカン・クライム・ストーリー』にレギュラー出演していたこともあります。
2016年に放送された『アメリカン・クライム・ストーリー』は、実際の事件をモデルにした犯罪ドラマです。
エドガー・ラミレスは第2シーズンの『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺(2018)』に出演。ファッションデザイナーのジャンニ・ヴェルサーチを演じました。
ジャンニ・ヴェルサーチは実在の人物で、イタリアの高級ブランド“ヴェルサーチ”の創始者です。
エドガー・ラミレスの出演作品一覧
ここまで紹介した作品の他にも、エドガー・ラミレスはたくさんの作品に出演しました。
そこでこの項目では、彼が出演している作品を一覧で見てみましょう。※一部抜粋。
- 2003年 Yotama se va volando デビュー作品
- 2003年 Cosita Rica テレビドラマ
- 2005年 ドミノ
- 2008年 バンテージ・ポイント
- 2010年 CARLOS 主演
- 2012年 タイタンの逆襲
- 2013年 リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバル 主演
- 2014年 NY心霊捜査官
- 2015年 X-ミッション 主演
- 2015年 ジョイ
- 2016年 ハンズ・オブ・ストーン 主演
- 2016年 ゴールド/金塊の行方
- 2017年 ブライト
- 2018年 アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺 テレビドラマ
- 2018年 Furlough
- 2018年 La Quietud
- 2019年 Wasp Network
- 2020年 ジャングル・クルーズ
- 2021年 355
- 公開時期未定 Resistance
- 公開時期未定 The Last Days of American Crime 主演
- 公開時期未定 Yes Day
慈善活動にも積極的なエドガー・ラミレス
エドガー・ラミレスは熱心な慈善活動家としても知られています。彼は国際人権団体の『アムネスティ・インターナショナル』の“No Dispares”という活動を支援しました。
“No Dispares”はスペイン語で“引き金を引くな”という意味で、銃による事故や事件を無くそうという活動です。
(参考:https://everythingaboutedgarramirez.wordpress.com/2007/12/19/edgar-ramirez-nueva-imagen-de-amnistia-internacional/)
エドガーは他にも、聴覚や視覚に障がいを抱える子供達を支援する『5 Senses in Action』という活動に参加したり、国立児童基金の親善大使に任命された事もあります。
エドガー・ラミレスの交際関係は?
ラテン系特有の大人っぽい色気が魅力的なエドガー・ラミレスですが、交際関係についてはほとんど明らかになっていません。
エドガーが主演を務めた映画『ハンズ・オブ・ストーン(2016)』で共演したキューバ出身の女優、アナ・デ・アルマスと一時期交際が噂されたことはあります。
しかし、アナはエドガーとの関係を「ただの仲が良い友達」とコメント。それ以上の仲については否定しました。
(参考:https://www.vogue.co.jp/celebrity/risingstar/2017-11-09)
エドガー・ラミレスの紹介まとめ
南米からハリウッド映画に進出した俳優、エドガー・ラミレスについて紹介させていただきました。
2020年7月公開予定のディズニー映画『ジャングル・クルーズ』への出演が決まっている彼。本作でもエドガーは悪役を務めるそうです。どんな活躍を見せるのか、公開が楽しみですね!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでエドガー・ラミレスについて興味が高まったら、出演作品を視聴してみて貰えると嬉しいです。