今回は映画『セッション』に出演し、話題を呼んだベテラン俳優J・K・シモンズについて紹介していきます。
ご老体でありながら俳優業を続けるJ・K・シモンズは一体どのような人物で、どんな経歴を持つのでしょうか。
この記事を通してJ・K・シモンズを知ってもらうために、彼の経歴、出演作、家族まで気になる情報をたくさん集めました!ぜひ最後まで読んでみてください!
J・K・シモンズのプロフィール
- 生年月日:1955年1月9日(2019年11月現在で63歳)
- 本名:Jonathan Kimble Simmons
- 出生地:アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト
- 職業:俳優
- 俳優としての活動期間:1986年~
音楽教師だった父親の影響でJ・K・シモンズはモンタナ大学で作曲を学んでいます。大学卒業後は音楽の道へは進まず、俳優業に転身しました。
J・K・シモンズの経歴
J・K・シモンズは、1992年のミュージカル『ガイズ&ドールズ』の出演で有名になりました。また同年に公開された映画『サイレント/こんな人質もうこりごり』でスクリーンデビューを果たします。
このスクリーンデビューからJ・K・シモンズは、映画だけでなくテレビシリーズにも活躍の幅を広げていき、ドラマ『ロー&オーダー』シリーズといった有名作品にも多数出演していきます。
J・K・シモンズを一躍有名にした作品は2014年公開の映画『セッション』です。彼はこの映画で厳格な音楽教師を演じ、第87回アカデミー賞助演男優部門に初ノミネートされ、受賞を果たしました。
またゴールデングローブ賞助演男優賞といった他の映画賞も受賞しており、J・K・シモンズの演技は、「2014年公開の映画の中で、最も記憶に残った演技」だと絶賛されました。
J・K・シモンズの出演作
30代から俳優の世界に入り、今では64歳というご老体で俳優を続けているJ・K・シモンズは今までどのような作品に出演してきたのでしょうか。
出演してきた全ての作品を紹介したいのですが、見やすさを考慮して、その年で話題となった1作品のみ選出して紹介していきます。
- 1994年 サイレントナイト/こんな人質もうこりごり
- 1996年 ファースト・ワイフ・クラブ
- 1997年 ジャッカル
- 1998年 セレブリティ
- 1999年 サイダーハウス
- 2000年 オータム・イン・ニューヨーク
- 2001年 ザ・メキシカン
- 2002年 スパイダーマン
- 2004年 スパイダーマン2
- 2005年 バッドタイム
- 2006年 庭から昇ったロケット雲
- 2007年 JUNO/ジュノ
- 2008年 バーン・アフター・リーディング
- 2009年 マイレージ、マイライフ
- 2010年 ジェシカ・アルバの”しあわせの方程式”
- 2011年 グッド・ドクター 禁断のカルテ
- 2012年 ハード・ラッシュ
- 2013年 スティーブ・ジョブス
- 2014年 セッション
- 2015年 ターミネーター:新起動/ジェニシス
- 2016年 ラ・ラ・ランド
- 2017年 ジャスティス・リーグ
- 2018年 フロント・ランナー
- 2019年 スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
- 1994~2010年 ロー&オーダー
- 1996年 ホミサイド/殺人捜査官
- 1997年 スピン・シティ
- 1997~2003年 OZ/オズ
- 2000年 サードウォッチ
- 2002年 LAW&ORDER:性犯罪特捜班
- 2003年 エバーウッド 遥かなるコロラド
- 2004年 FBI 失踪者を追え!
- 2005年 アレステッド・ディベロプメント
- 2006年 ザ・ホワイトハウス
- 2011年 シングルパパの育児奮闘記
- 2017年 カウンターパート/暗躍する分身
J・K・シモンズが出演しているおすすめ作品①セッション
映画『セッション』のあらすじは、世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽大学に入学した主人公ニーマンが、”伝説の教師”と呼ばれるスパルタ教師と出会い、レッスンを受けるというものです。
『セッション』は、第30回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞受賞、第87回アカデミー賞で助演男優賞・編集賞・録音賞の3部門入賞を果たすなど、数多くの映画賞を受賞し世界各国で話題を呼んだ作品です。
J・K・シモンズはこの作品でスパルタ教師のフレッチャーを演じており、その演技は恐ろしく迫力があり、狂気すら感じます。
この作品では、どんなことでも一流になるためには、それなりの努力をしなければいけないということを痛々しさを交えてリアルに感じることができるでしょう。
J・K・シモンズが出演しているおすすめ作品②JUNO/ジュノ
映画『JUNO/ジュノ』のあらすじは、16歳の女子高生ジュノが同じクラスの男の子と関係を持ち、予定外の妊娠をしてしまうというものです。
『JUNO/ジュノ』は、第80回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞にノミネートされ、脚本賞を受賞したコメディタッチの人間ドラマです。
J・K・シモンズは、妊娠してしまった主人公ジュノを優しく支える父親役として出演しています。
10代の妊娠、中絶といった重いテーマを扱っている作品ですが、そんな重さは感じさせず明るく前向きに進むストーリーは必見です!また見終わった後に暖かい気持ちになれるのもこの作品の魅力です。
J・K・シモンズが今後出演する作品
J・K・シモンズが今後出演することが予定されている作品は、2019年から企画が進行しているコメディ映画『マイ・オンリー・サンシャイン』です。
現時点ではJ・K・シモンズと、『ミッションインポッシブル』『スタートレック』シリーズなどに出演しているサイモン・ペッグが主演を務めることが決定しており、2019年秋から撮影を開始するそうです。
感情的過ぎて不仲になった夫婦が、結婚カウンセラーの診療を経た結果、銀行強盗を実行することで関係を修復しようとするのが本作のストーリーとなっています。
J・K・シモンズがどのような役を演じるのかはまだ不明ですが、作品への期待が高まりますね!
J・K・シモンズの妻を紹介。奥さんは監督・脚本家の一面も。
J・K・シモンズの妻は、女優・歌手・ダンサーの経歴を持つミシェル・シューマッハです。
J・K・シモンズとミシェルの出会いは、ブロードウェイで開かれたミュージカル『ピーターパン』での共演したことです。1996年に結婚しており、二人の子供がいます。
ミシェルは映画の監督・脚本を務めたことがあり、彼女が手掛けた映画『アイム・ノット・ヒア(原題)』に夫であるJ・K・シモンズは出演しています。
ご老体とは思えないほど鍛えられた筋肉が話題に。
2017年公開の映画『ジャスティス・リーグ』の出演が決まったJ・K・シモンズが役作りのためにジムに通い、マッチョ化したことが一時期話題となりました。
『ジャスティス・リーグ』の撮影は2016年6月に始まったそうで、J・K・シモンズはその撮影に合わせて肉体改造を始めました。
J・K・シモンズのジムトレーナーを務めた俳優のアーロン・ウィリアムソンは自身のインスタグラムの投稿で、「いつも一緒にトレーニングしていると、彼が61歳だってことを忘れちゃうよね」とコメントしています。
何歳になっても作品に対する役作りを決して怠らないJ・K・シモンズのストイックさ、意識の高さには驚かされるばかりです。
(参考サイト:https://www.cinematoday.jp/news/N0083476)
「ターミネーター」の大ファンであるJ・K・シモンズ
2015年に公開した映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に出演したJ・K・シモンズは、本作のインタビューで『ターミネーター』への愛を告白しました。
このインタビューでJ・K・シモンズは、『ターミネーター』シリーズの中でも1、2作目の大ファンだと語っており、2作目の公開日も当ててみせてくれたそうです。
また「妻との最初のデートで『ターミネーター2』を観に行ったよ」と思い出話をしたあと、「僕はとりわけSFファンっていうわけじゃないけど、よく書かれた知的で楽しいストーリーは好きなんだ」とも語っています。
強面でお堅い雰囲気があるJ・K・シモンズですが、『ターミネーター』シリーズが大好きで、『ターミネーター』での甘酸っぱい思い出があると考えると、好感を持てますね!
(参考サイト:https://www.cinematoday.jp/news/N0074089)
まとめ
今回は30代で俳優業を始め、数多くの有名作品、ヒット作品に出演し、今ではベテラン俳優の地位を確立したJ・K・シモンズについて紹介しました。
どれだけ歳老いても作品にかける本気度は変わらないJ・K・シモンズのストイックさは、多くの俳優が見習わなければならないだと筆者は思います。
これからも俳優業を続けていくであろうJ・K・シモンズの今後の活躍には胸が高まりますね!この記事を通して少しでもJ・K・シモンズに対して興味を持っていただけたのなら、彼の出演作にも触れてみてください!