ジャック・グリーソンといえば、大人気ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で憎たらしい王子様、ジョフリー・バラシオンを演じたことで有名ですね。
2014年に「学業に専念する」ことを理由に、役者から一時引退することを宣言したジャック。2019年現在、彼が何をしているのか非常に気になりませんか?
ということで今回はジャック・グリーソンの引退までの出演作品や、現在のお仕事を紹介していきます。
この記事を読めば、ジャック・グリーソンの経歴がよくわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ジャック・グリーソンの基本情報
- 本名:Jack Gleeson
- 生年月日:1992年5月20日(2019年11月現在27歳)
- 出身地:アイルランドのコーク
- 職業:元・俳優
- 活動期間:2002年〜2014年
- デビュー作:『Reign of Fire(2002年)』
ジャック・グリーソンはアイルランドの都市コーク出身の元・俳優です。彼は末っ子で、レイチェルとエマという名前の姉がいます。
8歳から演技を学び、10歳で早くも映画デビュー
幼少期にアイルランドの首都ダブリンに引っ越したジャック・グリーソン。彼は8歳ごろから姉たちと一緒に地元の演劇学校に通い、演技について学び始めました。
ダブリンの青少年劇団に所属し何度か舞台を経験した後、2002年に映画『Reign of Fire』に出演して映画俳優デビューを果たします。
『Reign of Fire』は、21世紀のロンドンに冬眠から目覚めたドラゴンが出現し、人々に火の息を吐いて町中がパニックなるという科学ファンタジー映画です。
ジャック・グリーソンは、エンドロールにも乗らないような端役の子供として登場しました。
18歳になって初主演を務めたジャック・グリーソン
10歳で映画俳優デビューしたジャック・グリーソンは、その後短編映画に3本連続で出演。
短編映画出演後、今度は『バットマン ビギンズ』や『Shrooms』といった長編映画で脇役を務め、2009年公開の『A Shine of Rainbows』ではメインキャストに選ばれます。
役者として順調にステップアップしていくジャックは、18歳の時に『All Good Children(2010)』という映画で主人公の少年ダラに抜擢され、初主演を務めました。
『All Good Children』はアイルランドで母を亡くした少年、ダラが叔母に引き取られてフランスへ移住し、そこで出会った家族と交流を深めるという物語です。
『ゲーム・オブ・スローンズ』で悪役・ジョフリーを演じる
ジャック・グリーソンのキャリアで最も有名なキャラクターは、人気ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に登場した悪役、ジョフリー・バラシオンです。
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、ファンタジー小説『氷と炎の歌』を原作としたドラマシリーズで、2011年から2019年の間に8シーズン全73話が放送された大人気番組でした。
その中でもジャック演じるジョフリーは、バラシオン王家の後継者として登場し、高慢で嫌味な悪役として描かれています。
ジョフリーは物語の途中で父の跡を継ぎ、王様として君臨すると悪虐の限りを尽くしました。シーズン1からシーズン4までレギュラー出演し、最期は悪役らしい悲惨な死を遂げます。
キャラが憎まれすぎて嫌がらせを受けたことも
『ゲーム・オブ・スローンズ』が人気番組になったことと、ジョフリー・バラシオンが徹底的に悪役として描かれていたことで、心の底からジョフリーを嫌う視聴者がいました。
ジョフリーが作中で強烈なインパクトを残していくものですから、いつしか『ジャック・グリーソン=ジョフリー・バラシオン=悪い奴』というイメージがついてしまいます。
そしてジョフリーを憎みすぎるあまり、ジャックそのものに嫌がらせをする人が現れたそうです。
(参考:https://kaigai-drama-board.com/posts/16181?p=6)
学業に専念するため、2012年に俳優業の一時引退を発表
『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン2が放送中だった2012年、ジャック・グリーソンは学業に専念するため、ジョフリーの出番が終わったら一時的に俳優業を引退することを発表。
当時彼は俳優と並行して『ダブリン大学トリニティカレッジ』に通い、哲学や神学の勉強中でした。
さらにインタビューでは「それほど俳優の仕事に興味がない」「芸能人として周りからチヤホヤされる生活を望んでいない」とコメント。
(参考:https://www.independent.ie/entertainment/jack-gleeson-ditching-acting-after-game-of-thrones-29781770.html)
そして先述した通りジョフリー・バラシオンはシーズン4で死亡し、出番が終了したジャックは宣言通り2014年に役者の道から外れることになります。
結局俳優に戻らなかったジャック・グリーソン。現在の仕事は?
俳優業の一時引退を宣言したジャック・グリーソンは、2019年現在俳優としてテレビや映画の前で姿を見ることはありません。
では、一体彼は今何をしているのかと言いますと、ダブリンにある『Collapsing Horse』という人形劇を製作・主催する劇団のメンバーとして活動しています。
『Collapsing Horse』は、ジャック・グリーソンが大学時代に知り合った友人同士で創設された劇団で、人形だけでなく人間の役者がそのまま出演することもあるようです。
下の動画では、ジャックが『Collapsing Horse』の人形劇『Monster / Clock』で演技をしている様子が映っています。
ジャック・グリーソンの出演作品一覧
ジャック・グリーソンが出演していた作品を一覧で紹介します。どんな作品があるのか一目でわかりますね。
- 2002年 Reign of Fire デビュー作品
- 2002年 Moving Day 短編映画
- 2003年 Fishtale 短編映画
- 2004年 Tom Waits Made Me Cry 短編映画
- 2005年 バットマン ビギンズ
- 2007年 Shrooms
- 2009年 A Shine of Rainbows メインキャスト
- 2010年 All Good Children 主演
- 2011年〜2014年 ゲーム・オブ・スローンズ テレビドラマ メインキャスト
プライベートはあまり公開していないジャック・グリーソン
ジャック・グリーソンはプライベートはあまり晒したくない主義だったようで、ツイッター以外のSNSアカウントは持っておらず、交際関係などのゴシップ情報も全く出てきません。
唯一持っているツイッターアカウントも、2016年ごろは頻繁に投稿していたようですが、2018年2月に投稿された、こちらのツイートを最後に呟かなくなりました。(2019年11月現在)
引退前のインタビューで「芸能人として周りからチヤホヤされる生活を望んでいない」と発言しているジャックですから、それも当然といえますね。
ジャック・グリーソンについての調査まとめ
『ゲーム・オブ・スローンズ』で一躍有名になったものの、22歳という若さで表舞台から姿を消した元・俳優ジャック・グリーソン。
2019年に入って、アイルランドのコメディフェスティバルや、プロレスイベントの会場にゲスト出演し、久々に人々の前に立ったようです。
ここから俳優に戻るにしても、現在の仕事を頑張るにしても、変わらず彼の成功を応援したいですね。
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでジャック・グリーソンについて知っていただけたら、関連作品にも興味を持ってもらえると嬉しいです。