2016年にアメリカで公開された映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でブレイクした若手俳優のルーカス・ヘッジス。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は2017年に日本でも公開されており、彼のことをもっと知りたいと思っている人は多いのではないでしょうか。
ということで今回はルーカス・ヘッジスの出演作品や交際関係などを紹介していきます。この記事を読めば彼の経歴がわかるので、どうぞ最後までお楽しみください!
(トップ画像出典:http://wall.kabegami.com/detail/1077006482/%22Ben%20Is%20Back%22%20New%20York%20Premiere)
ルーカス・ヘッジスの基本情報
- 本名:Lucas Hedges
- 生年月日:1996年12月12日(2019年10月現在22歳)
- 出身地:アメリカ合衆国ブルックリン・ハイツ
- 職業:俳優
- 活動期間:2007年〜
- デビュー作:『40オトコの恋愛事情(2007年)』
ルーカス・ヘッジスは、アメリカ合衆国出身の俳優で、サイモンという兄がいます。
父は映画監督のピーター・ヘッジス、母は詩人としても活動していた女優のスーザン・ブルースです。
子供の頃、父が監督を担当した映画にエキストラ出演
ルーカス・ヘッジスは少年時代、父のピーターが仕事をしている映画撮影の現場をよく見学していました。
ルーカスは10歳の頃、父が監督を務めた映画『40オトコの恋愛事情』でエキストラに挑戦します。
しかし、ポストプロダクション(撮影した映像を編集する)段階でルーカスの出演シーンは全カット。なので彼の俳優デビューシーンは幻になりました。
2012年『ムーンライズ・キングダム』で本格的にデビュー
『40オトコの恋愛事情』への出演から5年後、ルーカス・ヘッジスは中学校で演劇に励んでいました。
その姿が当時製作中だった映画『ムーンライズ・キングダム』のキャスティング・ディレクターの目に留まり、映画出演のオファーがかかります。
『ムーンライズ・キングダム』は、ニューペンザンスという架空の島でボーイスカウトをしていた少年サムと、島に住む少女スージーの恋の逃避行を描いた映画です。
ルーカス・ヘッジスは、主人公のサムを嫌うボーイスカウト少年レッド・フォードを演じ、本格的に俳優の道を歩み始めました。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で注目を浴びる
2016年公開の映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に出演したルーカス・ヘッジスは、この映画で多数の映画賞に輝き注目を浴びます。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、心臓発作で亡くなったジョー・チャンドラーという男の弟リーの物語で、リーがジョーの息子パトリックの後見人になるというストーリーです。
ルーカス・ヘッジスは、主人公リーの甥っ子にあたる少年パトリック・チャンドラーを演じました。
この映画で演技力を絶賛されたルーカスは、アカデミー助演男優賞など27つの賞にノミネートされ、その内4つを受賞しています。
初主演で同性愛者の少年を演じたルーカス・ヘッジス
ルーカス・ヘッジスの初主演作品は、2018年公開の映画『ある少年の告白』です。
『ある少年の告白』は自分がゲイであることに気づいた少年ジャレットと、それを認めようとしない両親やジャレットを矯正しようとする者たちとの衝突を描いた物語です。
本作品の原作者ガラルド・コンリーの実体験を元にしており、ルーカスはインタビューで「これは世の中に大きな影響を与える作品」とコメントしました。
彼のインタビューがついた予告映像がありましたので、ぜひご覧ください!
ルーカス・ヘッジスの出演作品一覧
ルーカス・ヘッジスが出演している作品を一覧で紹介します。どんな映画に出演していたかが一目でわかりますね!
- 2007年 40オトコの恋愛事情 エキストラ出演 出番全カット
- 2012年 ムーンライズ・キングダム
- 2013年 アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方
- 2013年 ゼロの未来
- 2013年 とらわれて夏
- 2014年 グランド・ブダペスト・ホテル
- 2014年 Kill the Messenger
- 2015年 Anesthesia
- 2016年 マンチェスター・バイ・ザ・シー
- 2017年 レディ・バード
- 2017年 スリー・ビルボード
- 2018年 ある少年の告白 主演
- 2018年 ベン・イズ・バック
- 2018年 ミッド90ズ
- 2019年 HONEY BOY 主演
- 2019年 WAVES
- 公開時期未定 Let Them All Talk
舞台俳優としても活躍し始めたルーカス・ヘッジス
2018年にルーカス・ヘッジスはブロードウェイにある『ジョンゴールデン劇場』で舞台俳優としてもデビューしました。
演目は脚本家・映画監督のケネス・ロナーガンが製作し、2000年にも1度披露された演劇『The Waverly Gallery』です。
『The Waverly Gallery』は、グラディスというアルツハイマーにかかった80代の老婆が衰えていく様子を、彼女の孫の視点から描いた作品です。
ルーカス・ヘッジスは、重要な役割を果たす孫のダニエルを演じました。
ちなみに本劇を手がけたケネス・ロナーガンは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でも監督・脚本を務めています。
若手俳優ティモシー・シャラメはライバルであり友人
ルーカス・ヘッジスは1歳年上の若手イケメン俳優、ティモシー・シャラメと『ライバル関係』にあるとファンの間で言われています。
その理由は共に若くして俳優デビューし、20歳前後でアカデミー賞にノミネートされたり、似たテーマの映画へ同時期に出演するなど、多くの共通点があるからです。
ルーカスは『ある少年の告白』で共演した俳優兼映画監督のグザヴィエ・ドランに、監督を務める際は、ティモシーと自分を共演させるように頼んだこともあります。
(参考:https://www.huffpost.com/entry/lucas-hedges-in-real-life_n_5a15ba40e4b09650540ef99f)
ドランの監督作品ではありませんが、2018年公開の映画『レディ・バード』では、ルーカス、ティモシー共に主人公の彼氏役として出演。ルーカス念願の共演が実現しました。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のオーディションで、同じ役を取り合った経験もある正に『ライバル関係』なルーカス・ヘッジスとティモシー・シャラメ。
一方で2人で肩を組んで写真を撮るなど、プライベートでは仲の良い友人です。
ルーカス・ヘッジスの気になる恋愛事情
役者としての成長が期待されるルーカス・ヘッジス。彼の恋愛事情が気になりますよね?
ルーカスは2018年にアメリカの雑誌『NEW YORK』が運営している芸能サイト『VULTURE』のインタビューで、自身の恋愛観についてこう語りました。
“In the early stages of my life, some of the people I was most infatuated with were my closest male friends. That was the case through high school, and I think I was always aware that while for the most part I was attracted to women, I existed on a spectrum.”
“Not totally straight, but also not gay and not necessarily bisexual.”
(引用:https://www.vulture.com/2018/09/lucas-hedges-on-the-waverly-gallery.html)
内容を翻訳・要約すると「子供の頃、親しい同性にトキめいたこともあった。かといって女の子も好きになるし、自分を普通ともゲイともバイとも定義できない」と言っています。
インタビューに答えた年の12月、女優のテイラー・ラッセルとNBAの試合観戦をし、彼女にキスされる瞬間をスクープされました。
当時はまだ友達関係だったそうですが、2019年2月頃から本格的に交際をスタートさせているようです。
ちなみにルーカスとテイラーは、2019年公開の映画『WAVES』で共演しています。出会いのきっかけは本映画の撮影現場だったとか。
ルーカス・ヘッジスの紹介まとめ
未来の映画界を引っ張っていく存在になりそうなルーカス・ヘッジス。
彼が主演を務めた映画『HONEY BOY』は2019年11月8日からアメリカで公開予定です。日本でも公開される日が楽しみですね!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでルーカス・ヘッジスへの関心が高まったら、出演作品も鑑賞してみてください。