英国紳士と呼ばれる由縁は？ベネディクト・カンバーバッチはどんな人物？

イギリスではもちろんアメリカでも有名な俳優、ベネディクト・カンバーバッチは一体どんな人物なのでしょうか？

英国紳士としての異名も名高いベネディクトの過去とは。そして出演作品、女性のための製作会社を設立したエピソードや、暴漢を退治したエピソードまで包み隠さず紹介していきます。

（トップ画像出典：https://harumari.tokyo/5102/）

ベネディクト・カンバーバッチのプロフィール

俳優の父ティモシー・カールトンと女優のワンダ・ヴェンサムの間に生まれたカンバーバッチは、13歳から通っていたパグリックスクール在学中に演劇に目覚めます。

今ではテレビドラマ「SHERLOCK／シャーロック」や、映画「ドクター・ストレンジ」で主役を演じるイギリスを中心に人気を獲得している男性俳優です。

ベネディクト・カンバーバッチの経歴

13歳から18歳までは名門のパグリックスクールに通い、卒業後はマンチェスター大学で、その後もロンドン音楽芸術学院で演劇に没頭します。

そしてベネディクトが24歳になった年から本格的に俳優業を始め、王朝劇場や国立劇場の古典舞台で名を上げ、イギリス映画にもたびたび出演するようになります。

2006年公開の「アメイジング・グレイス」では助演男優賞を、2010年放送の「SHERLOCK／シャーロック」では主演男優賞にノミネートされ、俳優としての実力を確立します。

今では高い演技力も持つ俳優の1人として注目され、人気の映画シリーズやドラマに数多く出演しています。

ベネディクト・カンバーバッチの出演作

高い演技力で有名となったベネディクト・カンバーバッチは一体どのような作品に出演しているのでしょうか？一覧で紹介していきます。

ベネディクト・カンバーバッチの役作りは一級品

俳優業界の中でベネディクトの実力は高く評価されているのですが、その要因となっているのが彼の役作りです。

例えば、2004年に公開された「ホーキング」という映画があります。この映画は、実在するスティーブン・ホーキング博士の半生を描いた作品です。

ベネディクトは主人公のスティーブン博士を演じるために、実際にスティーブン博士に2度も会いに行っています。

この作品で彼はモンテカルロTV映像祭の男優賞を授与されました。ベネディクトの演技力の高さの秘訣は、こういった役作りに取り組む本気度から来ているのかもしれません。

ベネディクト・カンバーバッチは結婚している？妻は？

カンバーバッチは2014年に女優兼舞台演出家のソフィー・ハンターと結婚しています。

出会いは、日本では未公開の作品「Burlesque Fairytales」での共演です。交際から婚約までの期間は５か月ととても短いです。

婚約を発表する際には、冠婚葬祭のお知らせは広告に掲載するというイギリスの伝統的な告知方法にのっとって、自らロンドン版の「タイムズ誌」で婚約発表の広告を出しました。

ベネディクトとソフィーの間には、二人の男の子がいます。第一子は2015年に生まれ、第二子は2017年に生まれています。

実は名門エリート校に通っていたお坊ちゃまだった！

ベネディクトが通っていたパブリックスクールは、イギリスでは有名なハーロー校です。

ハーロー校は全寮制の男子校で、あのチャーチル首相を含め多くの著名人も通っていた中学と高校が合併しているエリート学校です。学費だけでも年間38,550ポンド（約600万円）かかります。

そんな多くの著名人の出身校でもあるハーロー校の生徒のほとんどは、オックスフォード大学かケンブリッジ大学への進学が約束されています。

しかし、当時在学中だったベネディクトは、「大麻と女の子と音楽」に熱中してしまい、オックスフォード大学とケンブリッジ大学の進学の可能性を失ってしまったそうです。

ギャラが男女平等でなければ仕事を断るフェミニストで有名

ベネディクトは、「給料・チャンスの平等はフェミニズムの主な信念です」と発言しており、業界にはびこっている男女のギャラ不平等について、解決の糸口を探っている張本人です。

男女のギャラ差別を撲滅するためにベネディクトは、2018年には女性が多く登場する作品を作ることを目的とした製作会社”SunnyMarch”を設立しました。

新しく始めるプロジェクトでは、『環境災害の中での母親業』を女性目線で描いた作品を作るとのこと。これだけでも女性にフォーカスを当てた作品を作ろうとしていることが分かりますね。

この行動についてファンはポジティブな反応をする反面、役の大きさに関わらずビッグネームのスターへのギャラは例外だと考える人もいるそうです。賛否両論分かれますが、今後の展開に期待できます。

（参照サイト：https://www.moviefone.com/2018/05/14/benedict-cumberbatch-actors-reject-roles-lead-actress-not-paid-equally/）

声優もこなせてしまうベネディクト・カンバーバッチ

俳優としての顔が目立つベネディクトには、実は声優という一面も兼ね備えています。

2013年にはアメリカの長寿アニメ番組の「ザ・シンプソンズ」で声優デビューをし、2018年12月にネットフリックスで配信された作品「モーグリ：ジャングルの伝説」では、獰猛なトラの声を担当しました。

また2018年12月に公開したアニメーション映画「グリンチ」では、主人公のグリンチ役を演じ、ユーモアたっぷりの美声を披露してくれました。

4人の強盗をやっつけるエピソードがイケメンすぎる！

2016年公開の「ドクター・ストレンジ」というヒーロー映画にも出演しているベネディクトですが、現実世界でもヒーローのような行動をし、話題となっています。

ベネディクトが妻とドライブしている際中、4人の暴漢に殴られている宅配フードサービスの配達員に遭遇します。その光景を見たベネディクトは迷わず車を降り、被害者の配達員を助けにいきました。

ベネディクトは4人の暴漢に怒鳴って配達員を引き離し、殴りかかってきた暴漢たちを防御してなんと撃退します。このおかげで配達員は大きなけがはなく何も盗まれずに済みました。

イギリスのザ・サン紙がこの事件についてベネディクトにインタビューしたところ、「やるべきことをやっただけ」と述べたあと、被害にあった配達員にハグをするというヒーローっぷりを見せてくれたそうです。

まとめ

実は有名なエリート学校に通っていたり、フェミニストな面や、ヒーローのような度胸、そして俳優としての実力も持っているベネディクト・カンバーバッチの魅力について紹介しました。

俳優業だけでなく声優もやってのけたりと、非の打ち所がないベネディクトが英国紳士と呼ばれるのも頷けますね。

2021年には映画「ドクター・ストレンジ」の続編も決まっているのでベネディクトの今後の活躍にも期待できますね！

この記事を通してベネディクト・カンバーバッチについて興味を持っていただけたのなら嬉しいです！気になった方は、彼が出演している作品をチェックしてみてください！