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【上映時間39分の映画】映画「カランコエの花」について紹介!

映画「カランコエの花」は39分というかなり短い短編映画です。そんな中でも様々な賞を受賞し話題となりました。

今回はそんな映画「カランコエの花」についてネタバレなしで紹介をしていきます!

(アイキャッチ画像出典:https://kalanchoe-no-hana.com/)

カランコエの花の作品情報

  • 公開日:2018年7月14日
  • 主演:今田美桜
  • 監督:中川駿
  • 脚本:中川駿
  • 製作:中川組
  • 企画:木佐優士、柴田徹也、中川駿
  • 配給:株式会社SDP
  • 上映時間:39分

映画「カランコエの花」は中川駿監督がLGBTをテーマにし、7月14日より7日間の期間限定で「新宿K’s cinema」という映画館にて公開されました

しかし限定公開から口コミが広がり、上映場所が20の映画館にまで拡大しました。

普通の劇場映画とは違う映画

映画「カランコエの花」は最終的には全国で20の映画館で上映されました。しかし映画館以外でも多くの上映をされています。

それは「上映会」というものです。企業や学校、様々な団体で上映会として招待されました。

例えば企業だと「株式会社NTTドコモ」「日本マイクロソフト株式会社」学校だと「千葉大学」「中央大学」「明治大学」「山口大学」「早稲田大学」などで上映会を行った実績があります。

筆者の推測ですが、社会問題であるLGBTをもっと若い世代に知ってほしいという監督の思いから、企業や学校で上映会を行ったのではないかと思います。

カランコエの花のあらすじ

「うちのクラスにもいるんじゃないか?」

とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた 。
しかし他のクラスではその授業は行われておらず、 生徒たちに疑念が生じる。
「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき…
思春期ならではの心の葛藤が 起こした行動とは…?

(引用:https://kalanchoe-no-hana.com/)

高校のクラスで、真剣にLGBTについて考える。そんな現代人の心に必要なことをこの映画では教えてくれます。

カランコエの花の主要キャスト

一ノ瀬月乃役:今田美桜

今田美桜さんは1997年3月5日生まれ福岡県福岡市出身の女優・グラビアアイドルです。所属事務所は「株式会社コンテンツ 3」です。

今までに、映画「君は月夜に光り輝く」やドラマ「3年A組 今から皆さんは、人質です」などに出演しています。

葛城沙奈役:永瀬千裕

永瀬千裕さんは1993年5月6日生まれ東京都出身の女優、舞台女優です。所属事務所は「砂岡事務所」です。

新木裕也役:笠松将

笠松将さんは1992年11月4日生まれ愛知県出身の俳優です。所属事務所は「鈍牛倶楽部」です。

小牧桜役:有佐

有佐さんは1995年10月12日生まれ福岡県出身の女優・モデルです。所属事務所は「株式会社CGE」です。

正直マイナーの俳優・女優さんが起用されているなというイメージです。逆に言えばこれからの芸能界を引っ張っていく有望な若手役者の起用とも捉えることができますね。

主演の今田美桜とは?

映画「カランコエの花」で主演を務めた女優の今田美桜さんは一体どんな方なんでしょうか?

今田さんは16歳の時にスカウトされ、福岡のモデル事務所に所属をし芸能活動をスタートします。その後福岡のローカル深夜番組「GeeBee」にレギュラーとして出演し注目を集めました。

メディアでは「福岡で1番可愛い女の子」と称され瞬く間に全国区に。その後事務所を「株式会社コンテンツ 3」に移し、2018年のテレビドラマ「花のち晴れ」で大ブレイクをしました。

また、2018年12月5日に行われた「Yahoo!検索大賞2018」の女優部門を受賞。インスタグラムの「#MVI」のトレンド部門でも受賞し文字通り日本全国に認知される存在になりました。

映画のテーマとなったLGBTとは?

LGBTとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。トランスジェンダーには出生時の身体の性別によってMtF(Male To Female)やTrans woman 、FtM(Female To Male)やTrans manという表現も用いられます。

(引用:https://tokyorainbowpride.com/lgbt/)

性について考えた際、「身体の性」「心の性(性自認)「好きになる性」の3つがあるそうです。

カランコエの花の監督はどんな人?

映画「カランコエの花」の中川駿監督は一体どういう監督なのでしょうか?

中川監督は1987年生まれ石川県出身のフリーランスのイベント映像ディレクターです。映画の製作はこれが2作目です。

【中川駿監督のコメント】LGBTに限らず社会の中で生きづらさを感じている人達にとって、何か力になれればと思って本作品を作りました。
その作品が上映の機会をいただき、こうして評価をいただけたことを非常に光栄に感じています。これからもまだまだ上映予定がございますので、ぜひ一人でも多くの方にご覧いただきたいと思います。

(引用:https://www.ncws.co.jp/ncwnews/14-12.html)

中川監督のコメントに書いてあるように、社会問題のLGBTを取り扱うことで、LGBT問題の悩みを抱えている人へのきっかけとなる映画にしたいという強い思いが感じられます。

カランコエの花の評価

映画「カランコエの花」はの受賞歴を見ていきましょう。かなりの賞を獲得しています。

  • レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭グランプリ
  • 京都国際映画祭グランプリ
  • 新人監督映画祭中編部門グランプリ
  • 横浜インディペンデントフィルムフェスティバル中編部門グランプリ・ジャック&ベティ賞
  • 下北沢映画祭観客賞・日本映画専門チャンネル賞
  • はままつ映画祭観客賞

映画「カランコエの花」はLGBTを扱った映画ということで、レズビアン&ゲイ映画祭での賞や映画祭での観客賞を獲得するなど、観るものに影響を与えてくれる作品です。

カランコエの花を観た人の感想

  • 40分弱の尺だが、高校生の少年少女のいじめ、悩みとか体調不良ではなく、高校生同士の会話を通じて、異性問題という難題を抱えて答えは出せないが表現さがあったね。
  • 性自認は女性ですが、恋愛の対象も女性である少女の、数日間を切り取った作品です。上映時間も40分弱とかなり短いですが、その分無駄なものは描かれず、「で、あなたはどう思いましたか?」と、最後はこちらに考えるように促している気がしました。
  • 何気なく寄って観た映画でしたが、とても興味深く楽しめました。

(引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/364164/review/)

LGBTという難しい社会問題に対して真摯に向き合った映画で「楽しく鑑賞しよう」というよりは、「真剣に鑑賞した」という感想が多かったです。

39分という短い映画でしたが、その中で観るものに好印象を与えるこの作品は素晴らしいと思います。

まとめ

いかがでしたか?今回は今田美桜さん主演の映画「カランコエの花」についてネタバレなしでまとめてみました。

映画のタイトルにもなっているカランコエとはベンケイソウ科の植物で花の色は白、黄色、ピンク、オレンジなど豊富な種類があります。

短編映画で39分という短い映画ですが社会問題のLGBTを扱った真剣な映画ですので、LGBTをよく知らないという方はぜひ見ていただきたい映画です。

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