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【実話有り】王道映画「サウスポー」の伝えたかったメッセージとは?

なんだかんだ、「王道の物語」っておもしろいですよね・・・!王道の底力をこれでもかと思い知らせてくれる映画が、今回紹介する「サウスポー」です。

元ボクシングチャンピオンのビリーが、愛する妻の死友の裏切り娘との別れを乗り越え、再びリングに返り咲く過程を描きました。

月に20本ほど映画を鑑賞する筆者が、ここ2か月で観た映画の中で1番泣いた作品、「サウスポー」をとことん解説していきます。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

(トップ画像出典:http://southpaw-movie.jp/)

映画「サウスポー」とは?

作品情報
  • 公開日:2016年6月3日
  • ジャンル:ドラマ、スポーツ
  • 上映時間:123分
  • 監督:アントワーン・フークア
  • 主演:ジェイク・ギレンホール

映画「サウスポー」は、ジェイク・ギレンホール主演のボクシング映画です。

チャンピオンのビリー・ホープが妻を殺されてしまったことから生じた挫折と、そこからの復活を描いた映画です。

また、ストーリーは世界的ラッパー・エミネムの半生になぞらえて作られたと言われています。一体どんなストーリーなのか気になりませんか?

映画「サウスポー」のストーリー

無敗の世界ライトヘビー級王者、ビリー・“ザ・グレート”・ホープ。彼は壮絶な打ち合いの末に勝利する、その捨て身のファイトスタイルで絶大な人気を誇っており、愛する妻と娘にも恵まれ幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、チャリティ・パーティの席でライバル選手からの挑発を受けたビリーは、短気な性格が災いして大乱闘を引き起こしてしまう。そしてその最中、相手の兄弟が発砲した流れ弾がビリーの妻に命中。彼女は帰らぬ人となってしまう。この事件が原因でボクシングに身が入らなくなったビリーは無残に敗れ続け、しまいには自暴自棄になり自殺未遂まで引き起こしてしまう。これにより、プロモーターから一年間の謹慎を命じられたビリーは、ついに最愛の娘とも引き離されてしまうのだった。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

主人公・ビリーはボクシングチャンピオンとして優雅な人生を送っていました。

しかし、自らが原因で発生した事件で妻を亡くしたことから、試合にも身が入らなくなり、たった1人の娘も養護施設に引き取られてしまいます。

全てを失ったビリー。彼は人生の再起をかけ、過去に自信を苦しめた対戦相手のトレーナー、ティックのもとを訪れる。ところがティックはビリーのファイティングスタイルを全否定し、彼に辛辣な言葉を浴びせるのだった。これに当初は反発していたビリーだったが、自分を変えたいと願う一心からティックに教えを乞う。ビリーはティックのもとでボクシングの基礎を一から学び直すのだった。その姿を見た周囲からビリーに対して容赦ない罵倒が降り注ぐ。それでもビリーはトレーニングを続け、ついにリングへ再び立つのだった。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

映画「サウスポー」の登場人物

元ボクシングチャンピオン・ビリーの大復活劇を描いた映画「サウスポー」。彼の挫折と復活にどのような人物がかかわっていたのでしょうか?

映画「サウスポー」の登場人物と、役者の方々を紹介していきます。

ビリー・ホープ/ジェイク・ギレンホール

出典:http://southpaw-movie.jp/

元ボクシングチャンピオン、ビリー・ホープを演じたのはジェイク・ギレンホール

半年に及ぶトレーニングに耐え、スタント無しで試合シーンを演じ切りました。

モーリーン/レイチェル・マクアダムス

出典:http://southpaw-movie.jp/

ビリーの妻、モーリーンを演じたのはレイチェル・マクアダムス「アバウトタイム」「きみに読む物語」で知られる女優です。

ラブコメでのかわいらしいイメージが強いですが、「サウスポー」ではボクサーの妻として気丈な性格を演じています。

ティック・ウィルズ/フォレスト・ウィテカー

出典:http://southpaw-movie.jp/

再起しようとするビリーに対して、彼の何が問題なのか、的確に指導してくれる物語のキーパーソン、ティック・ウィルズ

彼を演じたのは「バード」「ラストキング・オブ・スコットランド」などで知られる大ベテラン、フォレスト・ウィテカーです。

吹き替えを担当した立木文彦の演技もおすすめです。

レイラ/ウーナ・ローレンス

出典:http://southpaw-movie.jp/

ビリーの娘・レイラを演じたのは子役のウーナ・ローレンス。個人的に彼女の演技が一番のボロ泣きポイントです。

ビリーは妻を亡くし、車で自宅の木に突っ込むほど自暴自棄になってしまいます。レイラがそんな父親に対して見捨てたような態度を取ってしまうシーンでは思わず胸が痛くなりました。

しかし最後には、復活をかけたビリーの試合を会場で必死に応援します。ベタな展開ですが、だからこそ非の打ちどころのない家族愛に、思わず涙を流してしまいました。

崩壊から生まれた「家族愛」が見どころの映画「サウスポー」

https://pixabay.com/images/id-22194/

上述したように、最後にはボクサーとしての栄光家族の愛を取り戻すビリーですが、そこにたどり着くまでには数々の苦難がありました。

モーリーンを亡くした後、自宅に木に車で突っ込むほど自暴自棄になっていたビリー。試合の出場も停止させられ、貯金も尽きてしまいました。

レイラを養うこともできず、養護施設が彼女のことを引き取ってしまいます。そんな散々な父親に対して「ママの代わりにあんたが死ねばよかったのに」とまで言ってしまうレイラ。

ビリーは反省し、父親として、そしてボクサーとして再起するためにある決断をします。

多くの感動を生んだ、ビリーの「ある決断」とは?

ビリーはボクサーとして家族を養えるようになるため、1つの決断を下しました。・・・それは、かつて敵選手のトレーナーであったウィルズの元でトレーニングをするという決断です。

プライドを捨て、ボクサーとして返り咲くために、自身が最も優秀だと思うトレーナーの元で活動することに決めたのです。

ビリーはウィルズの教えを忠実に守り、以前は自身の誇りとしていた攻撃偏重型のスタイルから、ディフェンスによって相手のミスを誘う、カウンター型のスタイルへと変更させました。

生き方を変えたことの象徴

ボクシングスタイルを変更したことは、ビリーがこれまでの生き方を変えたことを象徴していると考えられます。

以前は自身のダメージを全く気にしない攻撃型のスタイルを貫いており、私生活においてもその傾向が表れていました。しかし、娘のレイラを深く傷つけてしまったと知り、自らの生き方を変える必要性を強く感じます。

そこで、自分のスタイルやプライドよりも、家族と自分の身を守ることを優先させる生き方を選んだのです。

ボクシングスタイルを変更するということ

しかしスポーツにおいて、自身のスタイルを変更させることは容易ではありません。スタイルの変更には過酷なトレーニングが必要になります。

ウィルズの元で過酷なトレーニングを積むビリーを演じ切った、ジェイク・ギレンホールの演技も、この映画の大きな見どころです。

ジェイク・ギレンホールの役作りメニューを大公開!

ジェイク・ギレンホールは、徹底した役作りが魅力の役者です。役者という職業に対して非常にストイックであるところが、ぼくも彼を好きでいる理由です。

映画「サウスポー」においても、彼は撮影に当たって非常に過酷なトレーニングをこなしていました。百聞は一見にしかず、そのトレーニングメニューが公式サイトに載っているので紹介いたします。

http://southpaw-movie.jp/

1つ目(13キロのランニングを週5回)の時点で常人には不可能な内容ですね。・・・ジェイクはなんとこれを1日2回半年間も続けたそうです。

さらにこれに加えて、ビリーの階級(ライトヘビー級)に合わせて7キロの減量を行っていました。

鍛え上げられた肉体が繰り広げる、スタント無しの試合シーンに注目です。

映画「サウスポー」はなぜこれほどストイックなのか?

上述したジェイク・ギレンホールの役作りからわかるように、映画「サウスポー」は主人公・ビリーの苦悩を特に強調して描いています。

なぜそれほどまでにストイックに、ビリーというキャラクターが掘り下げられたのでしょうか?・・・それは、ビリーには実在するモデルが存在するためです。

映画「サウスポー」とエミネムとの関係

実は、映画「サウスポー」は世界的ラッパー、エミネムの半生をボクシングという形で描いた作品として知られています。

ラッパーとして音楽史上最も成功したエミネムの波乱万丈な人生が、ビリーというボクサーに投影されているのです。

エミネムについて
  • 「世界史上最も売れたミュージシャン」第9位。ラッパーとしては世界最高。
  • これまでのアルバムトータル売り上げ枚数は、2億2000万枚を超える。
  • 2002年に発売されたサードアルバム・「ザ・エミネム・ショウ」の売り上げ枚数は、全世界で1900万枚以上。

上記のように、世界的に大成功しているミュージシャンですが、「サウスポー」に登場するビリーのように、1度友人を亡くしてしまった経験から、絶望的な状況を味わっています。

2006年4月11日未明、地元デトロイトのナイトクラブで彼のユニットD12のメンバーであったプルーフ(Proof、本名:Deshaun Holton)が、口論の末、頭や胸に4発の銃弾を受け死亡する事件が起きた。エミネムは「プルーフが俺をプッシュしてくれたお陰で今の俺がいる。アイツがいなかったら今のマーシャル・マザーズはいないしエミネムも勿論スリム・シェイディも存在しない。(中略)アイツは俺の一番の親友だった…そしてこれからも。」とのコメントを残し、プルーフの葬儀では目を赤く腫らし泣いていた。その後、彼は腕にプルーフの名前をタトゥーとして入れている。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A0#2005%E5%B9%B4%EF%BD%9E2006%E5%B9%B4

上記のような状況から、エミネムは2009年まで薬物依存症に苦しみました。

しかし、同年5月に発売されたアルバム「リプラス」で売り上げ初登場1位を獲得すると、翌年に発売された「リプラス」の続編、「リカバリー」341万枚以上売り上げます。

「ザ・エミネム・ショウ」、「リカバリー」の記録を持ってエミネムは年間アルバムセールス首位を2度獲得した、史上初めてのアーティストとなりました。

このように、愛する人の死を乗り越え、再び世界的スターに返り咲くというエミネムの実話を基に作られたのが、映画「サウスポー」だったのです。

映画「サウスポー」の主題歌・「Phenomenal」を担当したのもエミネム。彼は「サウスポー」に2曲の楽曲提供と、サントラのエグゼクティブを務めました。

映画「サウスポー」はこんな時におすすめ!

映画「サウスポー」はズバリ落ち込んでいるときに観ると最も感動できるでしょう。人生のどん底にいた人物の復活劇を観ることで、あなたも自身の抱える悩みに打ち勝とうという気持ちが湧いてくるはずです。

「サウスポー」が示してくれた、人生の絶望を乗り越える方法は、超過酷なトレーニング、・・・ではなく、プライドを捨てて人に頼ることです。

ビリーは現状を変えるには自分が変わるしかないと認め、自分を変えるために敵方のトレーナーを頼りました。

一時の恥を感じることはあるかもしれませんが、自分を変えようとがむしゃらにもがいている姿は美しいものであるというメッセージを、「サウスポー」という作品は残してくれています。

映画「サウスポー」への感想

映画「サウスポー」にはどのような感想が寄せられているのでしょうか?各映画レビューサイトを覗いてみました。

映画レビューサイトからの評価
  • Filmarks-3.9
  • Yahoo!映画―3.81
  • 映画.com―3.7

ジェイク・ギレンホールに対するイメージが大きく変わった作品です。

私おそらく好きなんだろうなというボクシングの映画ですが、今作はそれだけではなく、半分はボクシングかもしれませんが、もう半分は家族愛について描いている、非常にあったかくもあり熱くもある作品でした。

まず、ジェイクの役作りのすごさです。
体を見ただけでわかります。
もう役作りが本当にレベチで、だからこそこういう名作が生まれるんだろうなと思いました。

すこしネタバレになりますが、妻を失った悲しみから立ち直るべく彼は戦うんですが、妻を失うきっかけは彼が騒動を起こしたからで、その後悔とも闘い続けるわけです。
といっても彼は騒動を意図的に起こさせられて、収集がつかなくなり、結果的に彼女が亡くなってしまうという、本当に悲しいシーンでした。
彼のもとに残ったのは、ボクシングと最愛の彼女との娘だけでした。
その後、娘とも離れ離れにならざるを得なくなったり、家を失ったり、仲間に裏切られたりと絶望しか味わわないような状況から彼の逆転劇は始まるんです。

物語を通してずっと愛が描かれていて、彼はその愛があったからこそ、忘れなかったからこそ、あれだけの逆転劇を成し遂げたんだと思います。
彼を陰で支え続けた家族、そして彼らの愛に胸を打たれました。

観終わった後に、次の映画を観たくなくなるほど美しい余韻に包まれました。
観るときは、「よし!観るぞ!」と思って観てほしいくらい素敵な作品です。
観終わったあとの余韻も楽しんでほしいです。
ほんとオススメです!!
(出典:https://filmarks.com/movies/61994

 

今回のジェイクギレンホールは目よりも全然身体がバッキバキだった。。役作りすごい。。話は読めまくるがボクシングってほんと映像向きだなあ。本じゃこの熱気は出せないと思うと映画にする意味のある映画ってこういうものなんだろうな。
(出典:https://filmarks.com/movies/61994

 

ボクシングに限らずスポーツ系の映画はあまり見ないのですが ジェイク・ギレンホール主演ということで鑑賞

調べてみたらナイトクローラーの次に撮影された映画ということで驚きました 同じ俳優さんなのにもはや別人だった🙏🏻

栄光→転落→再起という話の流れはよくあるものなのかもしれませんが やっぱり良いものだなぁと思えました どことなくリアルスティール感🤖

めちゃくちゃ泣けた~~~😇
(出典:https://filmarks.com/movies/61994

 

好き。ボクシング映画と同時に、家族の物語。ラストシーンは何回も見てしまう。
(出典:https://filmarks.com/movies/61994

 

レビューサイトの点数を見てわかるように、非常に高い評価がなされていますね。

また、ジェイク・ギレンホールの役作りに関してはやはり多くの指摘がなされています。

ストーリーは単純ですが、だからこそ登場人物の心情とビジュアルを丁寧に描いた点が、大きな魅力として感じられるはずです。

まとめ

元世界チャンピオンの挫折と復活、そして家族愛を描いた物語、「サウスポー」について解説してきました。

シンプルなストーリーだからこそ、登場人物の心情がダイレクトに伝わってくる作品です。

最後に「サウスポー」を視聴できるVOD(ビデオオンデマンドサービス)をまとめておきます。今回の記事を読んでくださった方が、「サウスポー」も読んでいただけると嬉しいです。

「サウスポー」を視聴できるVOD
  • NETFLIX
  • Amazon prime video
  • U-NEXT
  • ビデオパス
VOD 料金(税込) 取り扱いのある媒体・ジャンル 特徴 無料体験期間
U-NEXT
月額¥2,189 映画、ドラマ、アニメ、雑誌、マンガ、書籍、R-18etc… ・最新作の配信がダントツで速い
・1契約で4アカウント作成可能
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31日間
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徳田要太
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