「抱きたいカンケイ」と聞くとどんな印象を抱きますか?・・・ちょっといやらしいイメージがあるかと思います笑
しかし映画「抱きたいカンケイ」が描いているのはむしろ正当な人間ドラマです。
他人に本音を伝えることを恐れ、少し寂しさを感じている女性が、1人の男性との出会いをきっかけにその寂しさを克服するまでの過程を描きました。
また、「ブラックスワン」などで知られるナタリー・ポートマンが初めてコメディ映画に出演した作品でもあります。一体どんな物語なのか気になりませんか?
(トップ画像出典:https://images.app.goo.gl/zNDwyBUGAH9MMoFD6)
「抱きたいカンケイ」とは?
- 公開日:2011年4月22日
- ジャンル:ラブコメディ
- 主演:ナタリー・ポートマン
- 上映時間:110分
- 監督:アイヴァン・ライトマン
「抱きたいカンケイ」はナタリー・ポートマン主演のラブコメディです。
監督は「ゴーストバスターズ」で有名なアイヴァン・ライトマン。いわゆるセフレ(セックスフレンド)がもたらす人間ドラマを描きました。
クールなイメージのナタリー・ポートマンがセフレを持つ役を演じるということで、彼女の意外な一面を見ることができる作品です。一体どんな作品なのでしょうか?
「抱きたいカンケイ」のストーリー
有名テレビ司会者アルヴィン(ケヴィン・クライン)を父に持つアダム(アシュトン・カッチャー)は、幼いときに両親の離婚を経験する。離婚の時期に送り出されたウィーホーケンのキャンプで、アダムは秀才で変わり者の少女エマ(ナタリー・ポートマン)と知り合う。歳月は流れ、地元の大学寮のパジャマパーティで二人は再会し、アダムはエマがMITに進学したことを知る。エマの「ちょっと変わった用事に付き合ってくれない?」という誘いに乗ったアダムは、エマの父親の葬儀に参列することになるが、二人の間にロマンスが生まれることはなかった。
大学を卒業し、ティーン番組の制作現場で働くようになったアダムは、自分の元恋人のヴァネッサが父・アルヴィンと寝ていることを知って泥酔した挙句、研修医となったエマの暮らすシェア・ルームで目を覚ます。そこで二人は成り行きから肉体関係を持ってしまう。
エマに淡い恋愛感情を抱くアダムは有頂天になるが、それに対してエマはあまり乗り気でないような素振りを見せる。それでも再びエマがアダムを呼び出してセックスをした後で、エマはアダムに恋愛関係なしのセックス・フレンドになってみないかと提案する。……
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%B1%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%82%A4#%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88)
医者の卵・エマ(ナタリー・ポートマン)は毎日仕事に忙殺されており、人と深くかかわることを避けていました。
エマはある日、アダム(アシュトン・カッチャー)という男性にセックスフレンドにならないかと提案します。
深い人間関係を築きたくないエマにとっては都合のいい関係でしたが、アダムはエマに対して淡い恋心を抱いており・・・?
「抱きたいカンケイ」の登場人物
ドライな女とそんな彼女を愛する男の奇妙な関係。どのように物語が進んでくのでしょうか?まずは主な登場人物を紹介いたします。
エマ/ナタリー・ポートマン
本作の主人公。人と深くかかわるのを恐れ、アダムに身体だけの関係を求めます。
ドライな性格かと思いきや、アダムが自宅で他の女性と過ごしていると彼女らを追いだしたりする、超ツンデレ。
ナタリー・ポートマンの演じるお茶目なキャラクターに注目です。
アダム/アシュトン・カッチャー
エマとの関係を受け入れながら、彼女に対して恋心を抱いています。
エマの性格と、彼の思いがどんな人間関係を作っていくのでしょうか?
ナタリー・ポートマン初のコメディ作品
ナタリー・ポートマンと言えば「ブラックスワン」で有名で、自身はハーバード大学で心理学を専攻するなど、クールで知的なイメージがありますよね。
そんな彼女が初めてコメディ映画に出演したのが、この「抱きたいカンケイ」です。
それも、セフレを作る女性を演じるということで意外な役柄だったことと思います。
週80時間のハードワークをこなす女医―――これだけ聞けば、聡明なナタリーにピッタリの役と思うだろう。だが、その予想は開始早々裏切られる。今回、ナタリーが挑んだのは、勢いで男友達アダムと関係をもち、その後もメールで彼を呼び出してはセックスだけの関係を楽しむという奔放すぎる女性エマ。互いに恋愛感情を持つのはNGで、彼に“添い寝”されてブチギレたかと思えば、他の女と一緒にいるのをヤキモチ焼いてみたりと彼女の言動は常に予測不能だが、キュートなナタリーが演じるとどこかニクめない。そして相手とのドライな関係を望む背景には、恋をして傷つきたくない現代女性の本音もチラリ。ちょっぴり過激ながら、女性特有の“脆さ”も合わせ持つ等身大のヒロイン像は、ナタリーにとってまさに新境地となった。
(出典:https://eiga.com/movie/55795/special/)
ナタリー・ポートマンが好きな方は、彼女の新たな一面も見てみてはいかがでしょうか?
「抱きたいカンケイ」の見どころ①ツンデレナタリー・ポートマン
上記で述べてきたように、ナタリー・ポートマンの新たな一面がこの映画の大きな魅力でしょう。
彼女の演じるエマは、人と深く付き合い傷つくことを恐れながら、いざ突き放されると寂しがってしまうようなめんどくさいツンデレ女です。
ところがナタリー・ポートマン自身のかわいらしさと、アシュトン・カッチャーとの相性の良さがあってか、中々憎めないキャラクターなのがエマという人物です。
コロコロ態度が変わるエマですが、それをうっとうしく感じるどころかちょっとキュンとしてしまいます。そんなエマの心境の変化に注目です。
「抱きたいカンケイ」の見どころ②1度だけ・・・。
身体だけの関係を続けていたエマとアダムですが、物語の終盤、バレンタインの日にアダムは1度だけ本気のデートをする約束を持ち掛けます。
それ以前はセックスのみ、それ以外の恋人らしいことは一切しないという約束を交わしていた2人がついにデートをしてみるのです。
細かい計画を立て、2人でゴルフをしたり、1杯のグラスを2人で飲み分けたり、美術館に行ったり、エマも一見楽しんでいるように見えます。
・・・エマはこのデートをどう受け止めるのでしょうか?物語が大きく動き出すターニングポイントですので、ぜひこのデートに注目して鑑賞することをおすすめします。
「抱きたいカンケイ」の見どころ③セフレに学ぶたった1つの教訓
エマのように、自分が傷つかないためにあえて人と距離を取りながら生きるというのも時にはありかもしれません。
しかし、そのような生き方をしても最終的には自分が一番寂しさに苦しめられるということを、「抱きたいカンケイ」で描かれたセフレという関係が示してくれています。
アダムに愛想を尽かされるエマ
エマは、人と深くかかわることで自分が傷つくのを恐れていました。そのため、アダムの気持ちをうっすらと感じながらもセフレの関係を続けます。
しかし、あえて他人を遠ざけて生きようとするエマは、一時期アダムに愛想を尽かされてしまいます。そのときエマは自分にとってアダムがかけがえのない人物であったことを自覚し、寂しさに苦しむことになるのです。
・・・そんなエマを見かねて、アダムだけでなく共に働く同僚までエマと距離を置くようになってしまいました。
自分から心を開こうとしない人の周りからは、やがて人は離れていくという教訓が、セフレという関係を象徴として描かれています。
ラストシーンでは、そんなエマが自分の抱える寂しさをどのように克服したかが描かれています。
監督アイヴァン・ライトマンの作品
「抱きたいカンケイ」の監督を務めたのは「ゴーストバスターズ」で有名なアイヴァン・ライトマン。コメディを得意とする映画監督です。
そんな彼が製作に携わった、「抱きたいカンケイ」を気に入った方におすすめしたい作品が「マイレージ・マイライフ」という映画です。
「マイレージ・マイライフ」も「抱きたいカンケイ」と同じように、独りを好む人物が徐々に心を開いていく過程をコメディタッチに描いています。
ネットを使えば自分だけの世界で生きられてしまう現代ですが、そんな時代だからこそ他人に興味を持つことの大切さを教えてくれる作品として、「抱きたいカンケイ」と「マイレージ・マイライフ」をおすすめしたいです。
「抱きたいカンケイ」への感想
「抱きたいカンケイ」にはどのような感想が寄せられているのでしょうか?各映画レビューサイトを覗いてみました。
- Filmarks-3.5
- Yahoo!映画―3.3
- 映画.com―3.4
王道ラブコメって感じだけど、だからこそ安心して楽しめた作品!
何よりナタリーポートマンが美しすぎて、美貌と美脚にくぎづけでした😍アメリカらしいドライブシーンやパーティーシーンも楽しめる。
(出典:https://filmarks.com/movies/696)
病院前で深入りすることを恐れるエマと優しいアダムのやりとりが好き。
” 惚れる相手は選べない “と過去を語るお父さん格好いい。
おセクシーで美しくて、心温まるラブコメでした。
(出典:https://filmarks.com/movies/696)
邦題でダマされてて
ずっと見てなかった…
めっちゃ良かった!アシュトン可愛い〜ナタリー可愛い〜
エマの塩対応サッパリ良き!
アダム素直で素敵だよ〜
周りのキャラもみんな憎めないし
ちょっとおバカで面白い。
(出典:https://filmarks.com/movies/696)
この方が「邦題にダマされ」たとおっしゃっているように、いやらしい作品ではなくむしろ心温まる穏やかな物語です。(ちなみに原題は「無条件の」という意味の“No Strings Attached“)
数々の名作に出ているナタリーポートマンが王道な恋愛映画のヒロインというところが魅力でした。賛否両論ありますが、私は勝気な恋愛モードのナタリーの演技が逆に新鮮でよかった。男性の演技も芯の優しい部分が自然に出ていてよかった。お互い遊びと言いつつ幸せそうかやり取りはとてもキュンキュンしました。ラブシーンが多いけれど、1人で見る分にはやらしすぎず、仲よさげなところが羨ましいなって感じです。レビューにもありましたが、最後の男性の「これ以上近づくな、、、」のセリフはとてもよかったです。
(出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/338610/review/377/?c=3&sort=lrf)
「抱きたいカンケイ」というタイトルから想像されるイメージとは裏腹に、映画を視聴した人は王道のラブコメであると感じるようですね。タイトルから敬遠していた人もこれを機に視聴してみてはいかがでしょうか?
まとめ
映画「抱きたいカンケイ」について解説してきました。クールなイメージのあるナタリー・ポートマンが初めてコメディ作品に出演し、セフレ持ちの女性を演じるラブコメです。
恋愛に限らず、自分の本音を表現する勇気の大切さを教えてくれる作品だと思います。なんとなく日々の暮らしに寂しさを感じているときにこの映画を視聴してみてはいかがでしょうか?
最後に「抱きたいカンケイ」を視聴できる主なVOD(ビデオオンデマンドサービス)をまとめておきます。今回の記事を読んで「抱きたいカンケイ」も視聴してくださったら嬉しいです。
- U-NEXT
- Hulu
- NETFLIX