海外映画(伝記)

マクドナルドを世界展開した男の話『ファウンダー』について解説!

今回の記事では、映画『ファウンダー』をまだ見たことがないという方向けに、作品情報や登場人物、あらすじを紹介していきます。

『ファウンダー』は、誰もが知る世界屈指のハンバーガーチェーン店である「マクドナルド」の創業ヒストリーを描いた作品です。

この記事を最後まで読むことで、あなたの知らない「マクドナルド」の秘話がわかりますので、ぜひ最後まで読んでください。

『ファウンダー』の作品情報

まず最初に、映画『ファウンダー』の作品情報について紹介していきます。

『ファウンダー』の作品情
  • 劇場公開日:2017年1月20日(アメリカ)、2017年7月29日(日本)
  • 監督:ジョン・リー・ハンコック
  • 製作:ドン・ハンドフィールド
  • 脚本:ロバート・シーゲル
  • 製作総指揮:グレン・バスナー
  • 制作会社:フィルムネイション・エンターテインメント
  • 配給:ワインスタイン・カンパニー
  • 上映時間:115分
  • 制作国:アメリカ
  • 製作費:$2,500,000(約2.7億円)
  • 興行収入:$12,786,053(約14億円)

日本人にも馴染みある「マクドナルド」。マクドナルドがどのように全米に普及していったか、よくわかる映画となっています。

主人公のレイ・クロックとは?

主人公のレイ・クロックは、マクドナルドの創業者です。彼は、1902年にチェコ系ユダヤ人の両親のもと、アメリカで誕生しました。

彼は様々な事業を起こします。1941年には5種類のミルクセーキを同時に作る機械「マルチミキサー」の独占販売者となりますが、売り上げはいまいちパッとせず。

そんな中、1954年に、最初のマクドナルドを作ったマクドナルド兄弟と出会い、兄弟らが作った効率化された調理システムに興味を持ち、兄弟と交渉してフランチャイズ権を獲得。

現在は誰もが知る世界一のハンバーガーチェーン店を作り上げました。

『ファウンダー』の登場人物・キャスト

次に、映画『ファウンダー』の主な登場人物とキャストを紹介していきます。

レイ・クロック(演:マイケル・キートン)

主人公の実業家。自分で開発した「マルチミキサー」を販売していましたが、売り上げは伸びず。マクドナルド兄弟と出会うことで、ビジネスチャンスを掴んでいきます。

マイケル・キートンは、アメリカ出身の俳優で、『バットマン』や『スパイダーマン:ホームカミング』など多くの映画に出演しています。

マック・マクドナルド(演:ニック・オファーマン)

マクドナルド兄弟のうちの兄。1902年生まれのアメリカ人。最初は、ホットドック店でしたが、一度店を閉めて、スピーディーなサービスシステムと工場式のハンバーガー製法を確立しました。

ニック・オファーマンは、アメリカ出身の俳優で、『インディアナポリスの夏/ 青春の傷痕』が映画デビュー作です。俳優業の他に、脚本家も行っています。

ディック・マクドナルド(演:ジョン・キャロル・リンチ)

マクドナルド兄弟のうちの弟。1909年生まれのアメリカ人。当初、マクドナルド兄弟は、レイ・クロックが提案するフランチャイズ化に消極的でした。

ジョン・キャロル・リンチはアメリカ出身の俳優で、テレビドラマの『ウォーキングテッドシリーズ』やNetflixオリジナル映画『ザ・テキサス・レンジャーズ』などに出演しています。

『ファウンダー』の予告映像とあらすじ

Youtubeの公式チャンネルのKADOKAWA映画より、『ファウンダー』の予告映像が公開されています。

主人公のレイ・クロックは、ある日、マクドナルド兄弟が運営するハンバーガー店で、質の高いハンバーガーが素早く客に提供されていることに驚きました。

そこで、レイ・クロックは、熱意を持って兄弟と交渉し、ハンバーガー店のフランチャイズ化の契約を交わしました。

『ファウンダー』は、レイ・クロックマクドナルド兄弟の経営をめぐる対立が何度も描写されており、最終的にどちらがファウンダー(創業者)となっていくのでしょうか。

レイ・クロックとマクドナルド兄弟との対立に注目!

レイ・クロックは、マクドナルド兄弟だけでは小さな成功だと思い、マクドナルド兄弟のアイディアに可能性を見出し、アメリカ全土にハンバーガー店を広げるためにフランチャイズ化を提案します。

マクドナルド兄弟からしてみれば、レイ・クロックは、後から参入してきた者。

マクドナルド兄弟は、それまで築き上げてきたハンバーガーやドリンクなどの品質管理や、経営の方針など変えたいと思っていませんでした。

しかし、今やマクドナルドは世界一のファストフードチェーン店となっていますよね。どのような経緯があって事業を拡大するに至ったのかは、映画本編を見てのお楽しみ!

『ファウンダー』の映画レビュー

ここでは、映画『ファウンダー』の口コミサイトを見てみましょう。

映画.com 3.6点

マクドナルドの創業者がどんな人物だったのかは、ファストフードやフランチャイズのビジネスに関心がある人を除くと、ほぼ知られていないのではないか。その意味で、レイ・クロックがマクドナルド兄弟のバーガー店に出会い、その徹底した流れ作業による製造システムに感銘を受ける過程に、革命的な出来事を一緒に目撃しているような高揚感を覚える。

しかし当然、ありきたりの成功譚ではない。味とサービスを極めたい兄弟と、フランチャイズ展開で利益を追求したいクロックは早々に対立する。クロックが生きるのは、人情や恩義などという概念のない弱肉強食の世界。不利な契約は破って裁判攻勢、口約束を反古にするのもへっちゃら、糟糠の妻もあっさり捨てて美人の人妻と不倫・略奪婚といった具合。ハッピーなブランドイメージの裏に、創業期の熾烈な闘争があり、それが現在の世界帝国を築いたことを教えてくれる、恐ろしくもタメになる一本だ。

引用:https://eiga.com/movie/86366/review/

映画.comの評価は、3.6点とまずますの点数です。「みんながよく知るマクドナルドハンバーガーが、現在のハッピーなブランドイメージに至る裏話を知ることができてよかった」との意見が書かれています。

Yahoo!映画 3.76点

今まで知らなかった事がしれた。
兄弟は拡大したくなく、
その正反対の事実上創業者。

創業者も家を担保とされて
露頭に迷っている時、凄腕の税理士?
とあい、土地の買収を始めた。

いろいろなタイミング、
出会いがあり今の大型チェーン店になったと思うと感情深い

引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/360439/review/954/?c=6&sort=lrf

Yahoo!映画の評価は、3.76点とこちらの方が高い評価となっています。

映画では、レイ・クロックとマクドナルド兄弟の考えのすれ違いが物語の後半になるにつれて大きくなっていきます

両者のすれ違いが広がる一方で、お店としては成功していく過程は、アメリカの資本主義らしい側面があるとの意見がありました。

『ファウンダー』を鑑賞したSNSの反応

Twitterを中心に、映画『ファウンダー』を鑑賞した方のSNSでの反応をみてみましょう。

レイ・クロックが利益をあげたのは、ハンバーガーだけでなく他の事業も合わせて展開していった結果ということが本編を見るとよくわかります。

才能のある人はたくさんいます。でもそんな人でも資本主義の中で生き残っていくには「執念」が必要であることを教えられたと感想を述べる方もいました。

『ファウンダー』の視聴方法

さて、映画『ファウンダー』を視聴する方法ですが、定額見放題の動画配信サービスを活用することをおすすめします。

動画配信サービス 月額料金(税抜き) 無料お試し
U-NEXT 1,990円 31日
Amazon Prime Video 455円 30日
Netflix 800円(ベーシックプラン) なし
FOD 888円 14日

FODは契約から2週間無料お試し期間として、『ファウンダー』を視聴することができます。また、U-NEXTとAmazon Prime Videoに関しては、1ヶ月間無料で視聴できますよ。

ぜひ、上記で紹介した動画配信サービスに登録して『ファウンダー』を楽しんでください。

【ハリー・ソナボーン】レイ・クロックの成功を後押しした人物

レイ・クロックの自伝「成功はゴミ箱の中に」の中で、ある出会いについて述べています。その人物は、会計士のハリー・ソナボーンです。

ハリー・ソナボーンが、レイ・クロックが資金繰りで苦労しているときに声をかけ、マクドナルドのビジネスを不動産業に転換するようレイ・クロックに提案しました。

レイ・クロックは、マクドナルド兄弟との契約で、ハンバーガーの売り上げの1.4%の取り分をもらっていましたが、それだけでは事業を拡大できませんでした。

ハリー・ソナボーンのアドバイスを元に、土地を取得して加盟店に貸すことで安定した収入源を確保できるようになったのです。

まとめ

今回の記事では、映画『ファウンダー』について作品情報や登場人物、あらすじについて紹介しました。

レイ・クロックというマクドナルドの創業者の実話に基づくストーリー展開で、資本主義やビジネスの過酷さを痛感させられる映画となっています。

主人公レイ・クロックの根気の強さが随所でみられる描写が多く、映画を通じて、アメリカンドリームを掴んだ男の人生を見ることができるでしょう。

今回の記事を読んで、『ファウンダー』に興味を持ってもらえたら幸いです。動画配信サービスに登録してぜひ視聴してみてください。

ABOUT ME
ひろき
2019年10月より、ライター業を始めました。映画系・金融系・恋愛系など幅広いジャンルで執筆しています。Google検索で1位をとった実績あり。ブログリライトや見出し構成もしています。3つのブログを運営し、収益化に成功しています。