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ドラマ『HEROES』で活躍したザカリー・クイントって?経歴紹介

「『ザカリー・クイント』って名前、どこかで聞いたことがあるけど誰だったっけ?」そう思って名前を検索した方もいるのでは?

ザカリー・クイントは『24 -TWENTY FOUR-』や『スター・トレック』など、映画・ドラマ問わず数々の作品で活躍した俳優です。

日本でも有名な作品にいくつか出演しているので、名前だけ印象に残っていた人もいるかも知れません。今回はそんなザカリー・クイントの出演作品や様々な仕事について紹介していきます。

この記事にはザカリーの情報が詳しく書いてあるので、彼の経歴について知りたい方はぜひ最後までお楽しみください!

(トップ画像出典:http://eskipaper.com/zachary-quinto-8.html)

ザカリー・クイントの基本情報

  • 本名:Zachary John Quinto
  • 生年月日:1977年6月2日(2020年2月現在42歳)
  • 出身地:アメリカ合衆国ペンシルバニア州ピッツバーグ
  • 職業:俳優
  • 活動期間:2000年〜
  • デビュー作:テレビドラマ『The Others(2000)

ザカリー・クイントはペンシルバニア州ピッツバーグ出身の俳優です。1995年に高校卒業後、地元のカーネギーメロン大学で4年間演技を学びました。

多数のテレビドラマで活躍した経歴を持つ

ザカリー・クイントは2000年にテレビドラマ『The Others』にゲスト出演し、俳優デビューを果たしました。

その後『CSI:化学捜査班』や『24 -TWENTY FOUR-』といったテレビドラマで活躍。この辺りのタイトルは日本でもよく耳にしますよね。

2012年から2013年にかけて放送されていたホラードラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー: 精神科病棟』では、精神分析医のオリバー・スレッド役でレギュラー出演しました。

『アメリカン・ホラー・ストーリー』は、2011年から2019年までに9シーズン放映されたホラードラマです。シーズン毎に異なる世界観で展開される恐ろしいシナリオが好評を得ています。

テレビドラマ『HEROES』のサイラー役でブレイク

主にテレビドラマで活躍し、実績を積み上げてきたザカリー・クイント。そんな彼が有名になった作品はSFヒーロードラマの『HEROES』です。

2006年から2010年まで27ヶ国で放送されたドラマ『HEROES』は、ドラマとは思えないほど圧倒的なスケールで展開するシナリオが話題となり、世界各国で大ブームとなりました。

このドラマには日本人俳優のマシ・オカがヒロ・ナカムラ役で出演しています。ヒロが両手を挙げながら「ヤッター!」と叫ぶシーンは知っているという方も多いのでは?

そんな人気ドラマ『HEROES』で、ザカリー・クイントはサイラーという殺人鬼役で活躍。サイラーは他人の力を奪い取る能力を持っています。

映画俳優としては『スター・トレック』シリーズが有名

2000年の俳優デビューから10年後の2009年、ザカリー・クイントはSF映画の『スター・トレック』に出演し、映画界に進出を決めました。

『スター・トレック』は宇宙規模で繰り広げられる壮大なストーリーが魅力の作品です。1966年放送のテレビドラマから始まった本シリーズは、2020年現在までに20作以上の派生作品が登場しています。

ザカリー・クイントは宇宙艦隊の中佐を務める男、スポック役で出演。スポックは宇宙人と地球人のハーフです。

また、ザカリー演じるスポックは続編の『スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013)』、『スター・トレック BEYOND(2016)』にも登場しています。

2020年公開予定の最新出演映画を紹介! 

ザカリー・クイントの最新出演映画『The Boys in the Band』を紹介します。

『The Boys in the Band』は、1970年に製作された劇『真夜中のパーティ』の50周年を記念して製作された作品で、2018年にも舞台化されています。

この作品はゲイの友人が集まり、誕生パーティを開くというお話です。ザカリーはメインキャストのハロルド役で出演。映画は2020年公開を予定していますが、詳しい公開日はまだ明らかになっていません。

ザカリー・クイントの出演作品一覧

ここまで紹介した作品の他にも、ザカリー・クイントはさまざまな作品に出演しました。

そこで、この項目では彼が活躍した主な作品を一覧で紹介します。※一部抜粋。

※太字になっているタイトルは、ザカリーの演技が映画賞に選ばれた作品になります。

映画
  • 2009年 スター・トレック
  • 2011年 マージン・コール 製作兼務
  • 2013年 スター・トレック・イントゥ・ダークネス
  • 2016年 スター・トレック BEYOND
  • 2016年 スノーデン
  • 2017年 Who We Are Now
  • 2018年 Hotel Artemis
  • 2019年 High Flying Bird
  • 2020年 The Boys in the Band

テレビ
  • 2000年 The Others テレビドラマ デビュー作品
  • 2003年〜2004年 24 -TEWNTY FOUR- テレビドラマ
  • 2006年〜2010年 HEROES テレビドラマ
  • 2011年 アメリカン・ホラー・ストーリー: 呪いの館 テレビドラマ
  • 2012年 アメリカン・ホラー・ストーリー: 精神科病棟 テレビドラマ
  • 2015年 The Slap テレビドラマ
  • 2019年 NOS4A2 テレビドラマ

主演を務めた作品はありませんが、映画・ドラマ問わず出演されている印象です。どんな場所でも活躍できるのは、俳優として高い実力を持っている証拠ですね。

舞台役者としても活躍しているザカリー・クイント

ザカリー・クイントは2010年に演劇『Angels in America』に出演し、舞台役者にも挑戦しました。

その後『The Glass Menagerie(2013)』や『Smokefall(2016)』といった舞台を経験していきます。

ザカリーは『Angels in America』でドラマデスク賞最優秀俳優賞、『The Glass Menagerie』ではドラマリーグ賞優秀俳優賞にノミネートされました。

また、ザカリーは先述した映画『The Boys in The Band』の舞台版でも、映画と同じ役柄で出演。

映画やドラマと比べると舞台の出演作品は少ないザカリー・クイントですが、これからも出演作品は増えそうですね。

ザカリー・クイントの俳優以外のお仕事を紹介

ここで、ザカリー・クイントの俳優業以外のお仕事に注目してみましょう。彼は映画『マージン・コール(2011)』で主要キャストと製作を兼務していました。

『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜(2013)』『パラノーマル・エクスペリメント(2013)』といった作品では、ザカリーは完全に裏方の製作総指揮として活躍。

他にもザカリーは書籍の内容を音声で聴けるサービス『Audible』に収録されている小説『The Dispatcher』のナレーションを務めました。

彼の仕事はこれだけじゃありません。ファッション誌のモデルとして『GQ』や『August』といったメンズ向け雑誌の表紙を飾った経験もあります。

2011年にゲイであることを公表したザカリー・クイント

ザカリー・クイントは2011年10月に、自らがゲイであることをカミングアウトしています。

カミングアウトのきっかけは、当時出演していた舞台『Angels in America』のインタビュー。作中、彼はエイズにかかった恋人を見捨ててしまうという難しい役柄を演じていました。

『Angels in America』のインタビューで、ザカリーは以下のようにコメントしています。

「いままで演じた中で最も大変な役だったが、得るものも多かった。同時にゲイの男性として、まだまだやらなければならないことが沢山あること、多くのことが検証されるべきだということに気づかされた」

「ゲイを取り巻く状況には絶望感があると思う。この不平等はどこから来ているんだ? なぜ僕たちの文化や社会を深く掘り下げようとしないんだろう? 僕たちは、自分と向き合うことを怖れているんだ」

(引用:https://www.cinemacafe.net/article/2011/10/19/11485.html)

ザカリー・クイントの突然の告白にファンは大変驚いたそうですが、早い内に受け入れられたそうです。

そんな彼は2013年から2019年の初めまでモデル兼ミュージシャンのマイルズ・マクミランと交際していました。2020年現在、ザカリー・クイントの周りに恋人の情報は入ってきておりません。

ザカリー・クイントの紹介まとめ

俳優業や裏方の他、ナレーションやモデルなど、マルチに活動されているザカリー・クイントについて紹介しました。

彼が出演していた『スター・トレック』や『HEROES』は、日本でも高い人気を誇った作品です。オススメなので、興味がある方はぜひ視聴してみてください!

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでザカリー・クイントへの興味が出てきたら、出演作品に触れてみて貰えると幸いです。

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naotosato
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