あなたは、エリック・バナという俳優の名前を聞いたことがありますか?彼はオーストラリア出身のコメディアン、俳優でハリウッドでも活躍中の一流役者です。
ハリウッドでは『スター・トレック(2009)』などに出演していたエリック。今回はそんな彼の出演作品や家族について紹介していきます。
この記事を読めば、エリック・バナの経歴について詳しくなれるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
(トップ画像出典:https://wallpapersden.com/eric-bana-celebrity-brunette-wallpaper)
エリック・バナの基本情報
- 本名:Eric Banadinović
- 生年月日:1968年8月9日(2020年2月現在51歳)
- 出身地:オーストラリアのビクトリア州メルボルン
- 職業:俳優・コメディアン
- 活動期間:1993年〜
- デビュー作:テレビシリーズ『Full Frontal(1993年)』
エリック・バナはオーストラリアでも有名な都市メルボルン出身の俳優、コメディアンです。クロアチア人の父イヴァンと、ドイツ人の母エレノアとの間に生まれました。
エリック・バナが俳優を目指すようになったきっかけ
エリック・バナは子供の頃、祖父や学校の先生のモノマネをして周りを笑わせていました。
そんな時、オーストラリアで映画『マッドマックス(1979)』が公開されます。
『マッドマックス』はハリウッドスター、メル・ギブソンが主役を務め、特殊な映像技術や斬新な世界観が話題となったアクション映画です。
映画公開当時11歳だったエリックはこの作品をとても気に入り、俳優の世界を目指そうと決心します。
1993年からコメディアンとしてテレビ番組に出演
高校卒業後、エリック・バナはシドニーの演劇学校『ナショナル・ドラマティック・アート』で演技について学び、1991年にスタンダップコメディアンとしてデビューします。
スタンダップコメディとは、立ったまま1人で話をする芸風のことで、いわゆる“漫談”ですね。日本の芸人さんだと、綾小路きみまろをイメージしてもらえるとわかりやすいかと!
その後1993年から1996年までコメディ番組『Full Frontal』に出演したエリック。
アーノルド・シュワルツェネッガーやトム・クルーズといった有名俳優のモノマネを披露し、人気者になりました。
初主演作品『チョッパー・リード』で一気に有名に!
エリック・バナはオーストラリアの映画『The Castle(1997)』に出演し、念願の俳優デビューを果たします。
俳優としてのエリックが有名になった作品が、2000年公開の『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』です。
『チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼』は、オーストラリアに実在した犯罪者マーク・チョッパーの自伝映画です。
エリックはこの映画にチョッパー役として出演し、オーストラリア映画協会賞主演男優賞を受賞しました。
『ブラックホーク・ダウン』でハリウッド進出を果たす
『チョッパー・リード』でオーストラリアを代表する人気俳優となったエリック・バナは、2001年公開の戦争映画『ブラックホーク・ダウン』でついにハリウッドに進出します。
『ブラックホーク・ダウン』は、1993年にソマリアで起きた『モガディシュの戦闘』という悲惨な内戦に焦点を当てた作品です。
1988年から今もなお続いているソマリアの内戦。その中でも『モガディシュの戦闘』は、米軍にもソマリアの民兵にも多数の死傷者が出てしまった胸が痛くなる戦いの記録です。
エリックは米軍の特殊部隊“デルタフォース”の古参兵、ノーマン”フート”ギブソン一等軍曹として出演しました。
人気SF映画『スター・トレック』では未来から来た宇宙人役に
2009年にアメリカと日本で公開されたSF映画『スター・トレック』。この作品にエリック・バナは未来からきた異星人、ネロ役で出演しています。
未来の世界ではネロの故郷“ロミュラン星”は爆発して消滅しています。ネロは故郷を失った原因が他の宇宙人や惑星連邦にあると考え、過去に戻って復讐を果たそうとタイムトラベルしました。
『スター・トレック』は宇宙規模で行われる壮大なストーリーが人気の作品です。1966年に放送されたテレビシリーズから始まり、2020年現在ドラマが7本、映画が13本、アニメが1本製作されています。
最新主演映画『The Dry』は2020年8月公開予定!
エリック・バナが主演を務める最新映画『The Dry』を紹介します。
『The Dry』はオーストラリアの女性作家ジェーン・ハーパーが2016年に発表した同名の犯罪小説を原作とした作品です。
主人公の連邦捜査官アーロン・フォークが、幼い頃からの親友だった青年ルークの突然死に疑問を抱き、町の探偵たちと協力して真相を究明するというストーリー。
アーロンを演じたエリックは、本映画の製作総指揮も担当しています。
公開は2020年8月の予定です。今のところオーストラリア国内のみで公開されそうですが、いずれ日本でも観られると良いですね!
エリック・バナの出演作品一覧
ここまで紹介した作品の他にも、エリック・バナは数々の映画、テレビ番組に出演しました。
そこで、こちらでは彼が出演していた作品を一覧で紹介します。※一部抜粋。
- 1997年 The Castle 映画デビュー作
- 2000年 チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼 主演
- 2001年 ブラックホーク・ダウン
- 2003年 ハルク 主演
- 2004年 トロイ
- 2005年 ミュンヘン 主演
- 2007年 ラッキー・ユー 主演
- 2007年 ディア マイ ファザー 主演
- 2008年 ブーリン家の姉妹
- 2009年 メアリー & マックス クレイアニメ
- 2009年 Love the Beast ドキュメンタリー 本人出演 製作監督兼務
- 2009年 スター・トレック
- 2009年 きみがぼくをみつけた日
- 2011年 ハンナ
- 2013年 ローン・サバイバー
- 2014年 NY心霊捜査官 主演
- 2016年 ザ・ブリザード
- 2016年 現地(にいない)特派員 主演
- 2016年 ローズの秘密の項
- 2017年 キング・アーサー
- 2018年 The Forgiven
- 2020年 The Dry 主演
- 1993年〜1996年 Full Frontal テレビシリーズ デビュー作品
- 1996年〜1997年 The Eric Bana Show Live コメディ番組
- 2002年〜2001年 Something in the Air 連続ドラマ 主演
- 2018年〜 Dirty John テレビシリーズ 主演
彼の名前が番組名になっている『The Eric Bana Show Live』は、最初4時間にもなるスペシャル番組から始まり、好評だった為30分枠でレギュラー放送されました。
この番組ではエリックは様々なキャラクターを演じ、視聴者を笑わせていました。コメディ番組への出演歴があるのはコメディアンならではですね。
エリック・バナの趣味はモーターレース
ここからは、エリック・バナのプライベートな情報に注目してみましょう。彼はモーターレースが大好きで、オーストラリア国内のモーターレース大会に度々参加するほどハマっています!
少年時代には学校を辞めて自動車整備士になろうと両親に相談したことも。しかし父親から「趣味を仕事にするのは止めておけ。」と説得されたそうです。
(参考:https://web.archive.org/web/20060510002911/http://www.spybroken.com/bana/articles/0306_leno.php)
結局エリックは自動車整備士にならず、現在も名前を聞く売れっ子役者となりました。その代わり、フォードやポルシェといった車を購入し、その車でモーターレース大会に出場するように。
特に初めて購入した車『1974 XBフォードファルコン』は、25年以上も乗り続けるほど気に入っていました。
2009年に『1974 XBフォードファルコン』とエリック・バナの関係に密着したドキュメンタリー映画『Love the Beast』が公開されました。
この映画でエリックは本人役で主演を務め、更に製作と監督も兼務するほどの入れ込みぶり。彼の愛車への情熱が伝わりますね!
エリック・バナの家族は?
2020年現在、エリック・バナは一般人女性のレベッカ・グリーソンと夫婦関係にあります。
2人は1995年に交際開始。ちなみに当時レベッカはテレビ局に務めていました。
1995年というと、エリックがテレビ番組『Full Frontal』に出演していた頃ですね。もしかするとその繋がりかも知れません!
エリックとレベッカは1997年に結婚しました。それから2年後の1999年に男の子が生まれ、2002年には女の子も誕生しています。
エリック・バナの紹介まとめ
コメディアンや俳優として活動している、エリック・バナについて紹介させていただきました。
出身のオーストラリアを飛び出し、ハリウッドでも大活躍中のエリック。現在は2018年からアメリカで放送中のテレビシリーズ『Dirty John』に主役として出演中です。
これからもその演技力を存分に発揮して、様々な作品に出演して欲しいですね!
ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んでエリック・バナについて興味が湧いたら、出演作品を観て貰えると嬉しいです。